2003 Fiscal Year Annual Research Report
最高エネルギー宇宙線の高信頼度シミュレーション手法の開発
Project/Area Number |
15077205
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
笠原 克昌 芝浦工業大学, システム工学部, 教授 (00013425)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 直也 埼玉大学, 理学部, 助教授 (40168456)
水谷 興平 埼玉大学, 理学部, 教授 (60008844)
井戸川 知之 芝浦工業大学, システム工学部, 助教授 (40257225)
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Keywords | 宇宙線 / 空気シャワー / モンテ・カルロ・シミュレーション / GZKカットオ / LHC / PCクラスタ / グリッド・コンピューティング |
Research Abstract |
LHC実験に関しては2003年名古屋大学でのInternational Conf. On Cosmic Rays and Dark Matterで計画概要を発表した。2003年10月にLetter Of Intentを書き、CERN LHC委員会で受理され、2004年1月にはLHCのclosed sessionで実験提案を行った。この結果LHC委員会からは2004年5月にopen sessionにおいて再度提案の説明を行う要請があり、準備中である。 PCクラスタは計算機部品を購入することで自作し、AMD Athlon 2600+ dual CPUを搭載した30台(60cpu)のシステムを構築した。ローカルにメモリ1GB、ディスク80GBを積み,Giga bit ethernetで接続した。ディスクサーバとして1TBのものを2組作り、それぞれレイド5の構成とした。OSはRedHat9.0,ジョブ制御はSunのgrid engineを用いることにした。自作することにより市販品にくらべてコストパーフォーマンスは約3倍となった。 超高エネルギーガンマ線が地球磁場中で起こす反応について調べ、そのようなガンマ線による空気シャワーの特性について調べた。 10^<20>eV領域のシミュレーションを既存の実験結果をもとにして行い、米国ユタ州での地上観測装置の配置を決める作業を行った(2003年3月、物理学会発表)。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Y.Muraki, Editor: "Cosmic Rays and Dark Matter"Universal Academy Press, INC. -Tokyo, Japan. 246 (2004)