2006 Fiscal Year Annual Research Report
生殖細胞の発生プロセス・再プログラム化とエピジェネティクス
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15080101
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中辻 憲夫 京都大学, 再生医科学研究所, 教授 (80237312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小倉 淳郎 理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (20194524)
佐々木 裕之 国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 教授 (30183825)
塩田 邦郎 東京大学, 大学院農学生命科学研究科, 教授 (80196352)
仲野 徹 大阪大学, 大学院生命機能研究科, 教授 (00172370)
松居 靖久 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (40241575)
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Keywords | 生殖細胞 / 再プログラム化 / エピジェネティクス / 哺乳類 / ゲノムインプリンティング / クローン動物 / DNAメチル化 / 発生生物学 |
Research Abstract |
今年度も、昨年度に引き続き、本研究の総括班活動として公開シンポジウムを開催して領域内外の研究者との交流を推進するとともに、特定領域のホームページによりインターネットを通じて広く研究者コミュニティに情報を発信した。公開シンポジウムは、2006年12月15日(金)〜16日(土)に東京大学農学において開催した。例年の班員の研究成果発表に加え、市民公開講座「生殖細胞・クローン動物・幹細胞研究の接点」を併催し、中間評価で唯一指摘された、クローン技術の一般社会への理解を浸透させた。班員以外に300名以上の参加者があり、極めて活発に討議がなされた。本公開シンポジウムは、年々リピーターの参加者が増加しており、本特定領域が生殖細胞生物学の一大拠点として認知されていることが伺われた。ホームページhttp://www.frontier.kyoto-u.ac.jp/rc01/tokutei/index-t.htmlは、月に1度ほどのペースで更新を続けた。今年度シンポジウム記録を掲載するとともに、すでに来年度のシンポジウムの予告も行っている。ホームページ上に班員の特に優れた業績(PNAS、Nature Cell Biology、Developmental Cell)の紹介記事を10本掲載することができた。紹介する論文の雑誌を限定してはいないが、17年度が4本であったことを考慮すると、極めて順調に成果の公表が進んでいると考えられる。 特定領域研究の重要な目的は多様な専門性を有する研究者間の連携や相互作用による共同研究の推進であり、総括班はその推進に努めた。今年度も、A01とA02の研究項目あるいは計画研究と公募研究の班員の枠組みを越えて、それぞれの専門性を生かした連携が進んだ。
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Research Products
(10 results)