2007 Fiscal Year Annual Research Report
生殖細胞の発生プロセス・再プログラム化とエピジェネティクス
Project/Area Number |
15080101
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
中辻 憲夫 Kyoto University, 再生医科学研究所, 教授 (80237312)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小倉 淳郎 理化学研究所, バイオリソースセンター, 室長 (20194524)
佐々木 裕之 国立遺伝学研究所, 総合遺伝研究系, 教授 (30183825)
塩田 邦郎 東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 教授 (80196352)
仲野 徹 大阪大学, 大学院・生命機能研究科, 教授 (00172370)
松居 靖久 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (40241575)
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Keywords | 生殖細胞 / 再プログラム化 / エピジェネティクス / 哺乳類 / ゲノムインプリンティング / クローン動物 / DNAメチル化 / 発生生物学 |
Research Abstract |
当該特定領域研究は、発生生物学、実験動物学、遺伝学、分子生物学など多分野にまたがる学際的研究グループを形成している。この多様なバックグラウンドをもつ研究者による研究課題を推進し、適切な評価と助言を得るために昨年度に引き続き総括班を活動させた。今年度も、11月21日(水曜日)〜22日(木曜日)の2日間にわたって、当該研究領域に関わる国内外の研究者を集めて公開シンポジウムを企画・開催した。招待講演は、「海外で活躍する日本人研究者と思う存分ディスカッションする」という主旨のもと、若手の参加者も巻き込んだ極めて活発な討論が行われた。また、計画研究代表者15人(口頭発表)および公募研究代表者18人(ポスター発表)は、この1年間あるいは5年間の集大成を発表した。231人もの参加者を数え、最後を飾るにふさわしい充実したシンポジウムとなったといえる。また同時に班会議を開催して、領域外の総括班員からこの5年間の当領域の活発な活動および優れた業績について非常に高い評価をいただいた。ホームページを計8回更新し、研究代表者が主となってNature、Science、PNAS等の一流誌に発表された論文の紹介を行った。これらの活動を通じて、広く一般にまで最新の活動状況を公開した。さらに、総括班員5名(小倉、佐々木、仲野、松居、中辻)の編集により蛋白質核酸酵素増刊「生殖細胞の発生・エピジェネティクスと再プログラム化」を発行し、一般の書店に発売される図書として本特定領域の業績を発表した(図書の項参照)。年度末には、メールを用いて総括班員の間で最終報告書の準備について意見を出し合い、この極めて有意義であった5年間のエピジェネティクスおよび生殖細胞研究の発展の経過および成果をいかに記録に残すか討議を行った。
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Research Products
(6 results)