2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15084213
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
仁木 恒夫 Osaka University, 法学研究科, 准教授 (80284470)
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Keywords | 民事紛争 / 司法書士 / 紛争当事者 / 法使用 / 状況 / 行動 / 認知 |
Research Abstract |
平成20年度は、本研究の最終年度である。したがって6年間の調査研究のまとめと、その成果に基づいて今後継続すべき研究課題の整理が主要な作業になった。 第一に、司法書士研究の比較対象として検討してきた弁護士研究の一部を、平成20年5月11日の法社会学会ミニ・シンポジウムにて発表した。その内容は法社会学70号に掲載を予定している。 第二に、本特定領域研究グループの中で筆者が所属する法使用行動調査班として、調査結果について確定したデータの基本集計書のとりまとめに携わった。その成果は「法使用行動調査基本集計書」として平成20年12月に公表された。 第三に、法使用行動調査データの定量的分析における市民の司法書士使用の特徴をさらに検討するとともに、調査を実施した2006年前後の司法書士に関する定量的データを日本司法書士会連合会から入手し分析を進めている。インタヴュー調査データ及びB02班予備調査データも補助的に活用したうえでこの研究を深めて、平成21年8月をめどに司法制度改革の途上にある司法書士の紛争処理業務の特徴を包括的に明らかにした論稿の発表を予定している。平成21年2月下旬に実施された法使用行動調査グループの研究合宿において、その概要についての報告を行った。
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Research Products
(3 results)