2004 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15087102
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
阿波賀 邦夫 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10202772)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菅原 正 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 教授 (50124219)
横山 利彦 自然科学研究機構, 分子科学研究所, 教授 (20200917)
古賀 登 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (60161890)
内海 英雄 九州大学, 大学院・薬学研究院, 教授 (20101694)
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Keywords | 分子スピン / 分子磁性 / ナノサイエンス / バイオサイエンス |
Research Abstract |
本研究領域では、分子磁性体の特色である量子性、操作性、構造設計性を、機能と呼べるまでに昇華させ、これを一見対極に位置すると思われるナノスピンとバイオスピン研究に展開する。この目標を効果的に達成するために、A01班「スピンと分子機能」、A02班「スピンとナノ機能」、A03班「スピンと生命機能」の3班体制をとっている。真に新しい領域の創出にまで導くには、これら3班の間にインタラクティブでかつ、良い意味での競争関係が保たれることが不可欠である。このため、総括班の果たす役割は大きい。 今年度の6月にはシンポジウムを福岡でシンポジウム(非公開)を開催し、研究の進捗状況を確認した。Y.Manassen教授(Univ. of Negev)にESR-STMの開発、尾嶋正治教授(東大院工)にスピントロニクス、そして内部から内海英雄教授(九大院薬)に生体計測ESRについて、招待講演を依頼した。10月につくば市で開催された分子磁性国際会議において、そのポストカンファレンスを主催し、特定領域の方向性について、国内外の多くの研究者から助言を得た。1月には名古屋で初めての公開シンポジウムを開催し、これまで得られた成果を発表した。西出宏之教授(早大理工)に有機ラジカル電池に関して招待講演を依頼した。分子磁性とバイオスピン計測の間で共同研究を推進するため、3月末には東京でバイオスピン勉強会を開催し、積極的な意見交換を行った。
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Research Products
(6 results)