2005 Fiscal Year Annual Research Report
新たな展開を目指す人文社会情報学のための支援要素の研究
Project/Area Number |
15200018
|
Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
宮沢 彰 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 教授 (80099928)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野 欽司 国立情報学研究所, 特任教授 (70260015)
北本 朝展 国立情報学研究所, 情報基盤研究系, 助教授 (00300707)
山本 毅雄 国立情報学研究所, 名誉教授 (80011584)
フレデリック アンドレス 国立情報学研究所, ソフトウエア研究系, 助教授 (90332155)
後藤田 洋伸 国立情報学研究所, 人間・社会情報研究系, 助教授 (80300705)
|
Keywords | ディジタルアーカイブ / 人文社会情報学 / バム遺跡 / 3次元復元 / ポータル / メタデータ / 多言語 / キャラバンサライ |
Research Abstract |
人文社会情報学を対象とした情報基盤を確立するために、歴史的文化遺産情報の収集やディジタルアーカイブの具体例(地震で破壊されたイランのバム遺跡)を用いて、支援要素となるプラットフォームの構築とその適用性を実証した。 平成17年度の具体的な成果は以下の通りである。 (1)人文社会情報学の研究支援環境プラットフォームASPICOの実現 益々多様化、複雑化する文化遺産資産の保存と検索・知識共有を可能にするための共通基盤として、インターネット上の高度なマルチメディア情報共有・活用のためのプラットフォームを実現し、マルチメディア情報に関するメタデータ創生のためのポータルASPICO(Advanced Scientific Portal for International Cooperation on Digital Silk Roads)の開発を進め、プロトタイプを構築した。 (2)シルクロード諸国に対する教育・訓練 ディジタルシルクロード推進のため特に中央アジア、西アジアへ展開をはかるRADIT(Regional Academy of Digital Image Technology)諸国におけるディジタルアーカイブの訓練を実施した。 (3)ネットワークコラボレーションによる共同作業の推進に関する実態調査 地理的に分散した各機関のもつコンテンツや専門知識の提供と統合、文化と情報技術の融合を目指す遠隔調査研究を実施した。具体的にはキャラバンサライの形状データの集積と分析をおこなった。 (4)地震で破壊されたイランBam遺跡の3DCGディジタル復元を進め,世界危機遺産の保護の典型として、TV放映された。 (5)文化遺産オンラインシステムの仮想博物館に展示しているDSR Imaginary MuseumにBamiyanのコンテンツを利用したCinemaとPanoramaを補強した。
|
Research Products
(6 results)