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2005 Fiscal Year Annual Research Report

骨格筋の運動適応に関する分子生物学的研究

Research Project

Project/Area Number 15200050
Research InstitutionFukuoka University

Principal Investigator

田中 宏暁  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (00078544)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 清水 明  福岡大学, スポーツ科学部, 教授 (70177955)
千葉 仁志  北海道大学, 医学部附属病院, 教授 (70197622)
庄野 菜穂子  佐賀大学, 医学部, 非常勤講師 (60223674)
Keywords骨格筋 / 遺伝子発現 / PGC-1α / 乳酸閾値(LT) / 運動トレーニング
Research Abstract

【目的】
(1)エネルギー代謝関連の遺伝子発現が増加運動強度を探る
(2)運動トレーニングによる骨格筋遺伝子発現の包括的解析
(3)高齢者の運動トレーニングによる骨格筋遺伝子発現の包括的解析
【方法】
(1)8名の成人に乳酸閾値(LT)強度で運動を行わせた。また4名の成人男性に80%LT、LT、Onset blood lactate accumulation (OBLA)の強度で運動を行わせた。運動時間はLT強度を60分として、他の運動時間はそれと等量のエネルギー消費量になるように設定した。運動前と運動終了2時間後で大腿部の骨格筋遺伝子発現を調査した。エネルギー代謝関連の遺伝子としてPGC-1αを分析対象とした。
(2)平成16年度に行ったトレーニング研究で得た骨格筋をSerial Analysis of Gene Expression (SAGE)法とReal time PCR法にて分析した。
(3)8名の高齢者にLT強度の運動トレーニングを6週間行わせ、その前後で遺伝子発現を比較した。遺伝子発現はDNAマイクロアレイで分析した。
【結果】
(1)8名中4名はLT強度1時間の運動によりPGC-1αの遺伝子発現が増加した。また4名中3名は80%LTの運動ではPGC-1αの遺伝子が増加しなかったが、LA、OBLAであれば4名中3名でPGC-1αの遺伝子発現が増加した。
(2)5日間、12週間のLT強度トレーニングにより糖代謝、脂質代謝や収縮タンパクに関係する遺伝子発現が変化した。また233の未知遺伝子の変化を認めた。また5日目にPGC-1αの遺伝子発現が増加した。
(3)安静時では発現の認められなかった139の遺伝子がトレーニング後にアップレギュレートした。一方、安静時で発現していた136の遺伝子の発現が抑制された。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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