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2004 Fiscal Year Annual Research Report

統合的コスト管理法の研究

Research Project

Project/Area Number 15201037
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

山品 元  京都大学, 工学研究科, 教授 (20026149)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水山 元  京都大学, 工学研究科, 講師 (40252473)
久保 崇  (株)デンソー, 生産技術部・研究職
Keywordsコスト管理 / 製造コスト / 直接コスト / 間接コスト / 保全コスト / 資本効率 / 機会損失
Research Abstract

既に国際学会誌にて発表したコスト展開法は、実用期に入っている。このコスト展開法の特徴は、ソフトサイエンスに属すると言えるもので、ムダや損失などを同定できる"目"のレベルによって適用結果は変わってくる。また、逆にそれほどの目を持っていなくても適用できるところに利点があるとも言える。この方法は、従来のTQC、TPM、JITなどの欠陥を補うものとして、欧米で急速に普及している。イギリスBPB社の53の工場では、製造コスト管理に使用され、フランスのシャンベリ工場では、第1回目のコスト展開で1.8Mユーロ、2回目の展開で3.2Mユーロ、3回目の適用で3.7Mユーロのロス摘出の効果をあげている。これは、コスト展開を行う人の、見るべき"目"の成長によっている。ヨーロッパキャンベル社は、これに基づいた、管理会計に用いられるコスト管理コンピュータソフトを開発している。また、世界大手の鉄鋼会社Arcelor社で適用研究が進められ、全社展開がはかられることになった。さらに、イタリアFIAT社が適用研究を始めることになった。
適用上の課題として浮かび上がってきたものは、資本効率についての追加的考察と、製造能力と市場の需要との乖離から生じる機会損失についての配慮である。我が国では、間接コストの適正化についての指針が強く求められている。また、コストは製品開発・設計とも強く関連しており、特に、この分野での品質コストの取り扱いについての配慮が必要になってきている。この世界では、投資リスクとの関連も重大で、これらについて、現在、論文をまとめつつあるが、多くの要因が重なっており、理論の検証には相当の期間を必要としているのが現状である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 本質的対立に着目した新たなIPDPの提案2005

    • Author(s)
      山品 元, 石田賢一, 水山 元
    • Journal Title

      精密工学会誌 71・2

      Pages: 216-222

URL: 

Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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