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2005 Fiscal Year Annual Research Report

統合的コスト管理法の研究

Research Project

Project/Area Number 15201037
Research InstitutionKYOTO UNIVERSITY

Principal Investigator

山品 元  京都大学, 工学研究科, 教授 (20026149)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 水山 元  京都大学, 大学院・工学研究科, 講師 (40252473)
Keywordsコスト管理 / 製造コスト / 保全コスト / 間接コスト
Research Abstract

今までに展開したコスト展開法の主たる問題点は、
1)コスト展開法では改善テーマの抽出まで行うが、その後の具体的なコスト削減活動への展開、そしてそのフォローアップ、また管理会計との結合まではなされていなかった。
2)間接部門のアウトソーシングの位置づけがコスト削減上大きく問題になっているが、これについてもコスト展開法での取り扱いが不明確である。
本研究の最終年度にあたる本年度は、これらの問題について特に綿密に取り扱った。1)についてはイギリスBPB社やルクセンブルグのアルセロール社で問題となったものである。改善活動は限られた期間、限られた人材、限られた予算のもとで行うことになるため、全ての改善テーマを一度に実施することは難しい。また、それぞれの改善テーマには、いくつかの段階があり、それぞれの段階によって、必要な期間、必要な人材、必要な投資額は異なる。段階によって異なる期間制約、人材制約、予算制約の条件を考慮した上でのスケジューリング問題は、既存のスケジューリング手法をそのまま適用するだけでは解決することは難しい。また、改善活動によって得られた効果額をインセンティブとして予算枠に加味することが多いが、このことがこの問題をさらに難しくする。したがって、これらの条件を包括した、新しい改善活動スケジューリング手法を開発することが求められていた。これらについてはF行列、G行列を導入することで解決した。これらの行列は、すでに上記の会社で導入されている。また2)については、特にイタリアFIAT AUTO社、イギリスBPB社で問題となっていたものであるが、間接部門の保全業務を中心にアウトソーシングの功罪についてコスト展開法の観点から明らかにし、具体的な指針を与えた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] 本質的対立に着目した新たなIPDPの提案2005

    • Author(s)
      山品 元, 石田賢一, 水山 元
    • Journal Title

      精密工学会誌 71・2

      Pages: 216-222

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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