2003 Fiscal Year Annual Research Report
インターネット上でアクセス可能な日本語能力試験の開発に関する基礎的研究
Project/Area Number |
15202012
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Tokyo Woman's Christian University |
Principal Investigator |
西原 鈴子 東京女子大学, 現代文化学部・言語文化学科, 教授 (60189298)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 和子 名古屋外国語大学, 外国語学部, 教授 (70351161)
山田 恒夫 メディア教育開発センター, 研究開発部, 教授 (70182540)
廣瀬 英子 東京女子大学, 現代文化学部・コミュニケーション学科, 助教授 (40328373)
北村 武士 独立行政法人国際交流基金, 日本語国際センター, 専任講師
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Keywords | 日本語能力試験 / Webテスト / 一般成人学習者 |
Research Abstract |
本年度は、この研究の初年度であるため、研究の目的にそって資料を収集し、本格的な開発実験に入る前の予備的実験を行った。以下にその詳細を示す。 (1)TOEFLその他、現在実施されているWeb上で受験できる言語テストについての情報を収集した。日本語に関して国内では、国際交流基金開催センターにおいて、特に年少の日本語学習者を対象としてテスト開発が行われていた。また、米国においてもオレゴン大学を中心に中等教育までの日本語学習者を対象とするテスト開発がすでに実験段階に入っていた。本研究では、それらのテストと本研究が目指すテストとの実施対象者および実施目的の違いを考慮に入れ、さらに現行の日本語能力試験との差異も考慮に入れて、テスト開発の方針を策定した。 (2)テストのプロトタイプを策定するため、テストシラバスを決定し、試験問題作成のために必要な情報をマニュアル化した上で、問題作成者を対象とする研修を行った。 (3)問題作成者が作成した問題を検討し、日本語能力試験では2.5級から4.5級に相当する難易度を想定した実験用フォームを3フォーム作成した。これらの試験問題セットを世界各地の学習者に配布し、受験を要請した。その分析結果をもとにして、次年度に実施するWeb上での実験計画の参考にした。
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