2005 Fiscal Year Annual Research Report
アジア太平洋地域におけるグローバライゼイション、ローカライゼイションと日本文化
Project/Area Number |
15202016
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
BAXTER J.C. 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 教授 (60321618)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
園田 英弘 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (50027562)
小松 和彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90111781)
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60179207)
カーン テモテ 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 教授 (70321619)
渡辺 雅子 国際日本文化研究センター, 海外研究交流室, 助教授 (20312209)
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Keywords | グローバライゼイション / ローカライゼイション / 文化 / 日本文化 / 文化ナショナリズム / 多文化主義 / 文化交流 / 地域 |
Research Abstract |
3年計画の本共同研究の最終年度の国際研究集会を香港中文大学日本研究学科の共催で2005年9月30日から10月4日まで、同大学でおこなった。昨年に引き続き、「アジア・太平洋におけるグローバライゼイション、ローカライゼイションと日本文化:その研究の過去・現在・未来」と題し、特に東南アジアにおけるグローバリゼイションとローカリゼイションを重視し、参加を呼びかけた。中国(香港特別行政区)、ベトナム、タイ、マレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシア、台湾、韓国、オーストラリア、ニュージーランド、日本から日本研究者が参加し、それぞれの研究を踏まえてアジア太平洋地域における「グローカル」現象と日本との関係について、発表と議論がとりかわされた。 香港中文大学日本研究学科主任李活雄(LEE Wood Hung)教授と同大学聯合書院(United College)学部長馮國培(FUNG Kwok Pui)教授、片倉もとこ日文研所長の挨拶の後、本会議に入った。プログラムは分科会(セッション)にわけられ、アジアにおけるポピュラーカルチャー、歴史と記憶とアイデンティティー、地域関係、東南アジアに於ける日本研究の現状、グローバリゼイションのなかの経済・企業経営・経済政策、都市とグローバリゼイション、グローバリゼイション現象のなかの東アジア・東南アジアの教育、「近代」概念の再考察、日本とアジアの歴史的関係、謡曲に於ける家族関係、日常生活の比較研究、映画におけるグローバリゼイションとローカリゼイションといったテーマについて、42名の研究者が発表をおこなった。各セッションの議論は活発で、参加者と聴講者より、内容豊富で有益な学術集会であった評価が得られた。
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