2004 Fiscal Year Annual Research Report
構造調整に見る東アジア経済法基盤の転換--日韓経済立法の比較制度研究を素材にして
Project/Area Number |
15203002
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
稗貫 俊文 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (70113610)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
栗田 誠 千葉大学, 大学院・専門法務研究科, 教授 (20334162)
中山 武憲 名古屋経済大学, 法学部, 教授 (40278388)
厚谷 襄兒 帝京大学, 法学部, 教授 (90222637)
向田 直範 北海学園大学, 法学部, 教授 (90104695)
和田 健夫 小樽商科大学, 商学部, 教授 (20133796)
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Keywords | 韓国の農業問題 / 韓国の中小企業問題 / 台湾の競争法 / 中国の独禁法 / 東アジアの知的財産権 / 韓国の競争法 / 日本の独禁法改正 / 東アジア統一市場構想 |
Research Abstract |
本年度は、札幌と台湾で2回の大きな国際シンポジュームと、札幌で1回の研究会を開催した。 (1)東アジア法哲学シンポジューム-9月19-20日に、札幌で東アジア法哲学シンポジュームを開催し、日本、韓国、台湾、中国の法学者を招いて、「東アジア地域の発展とEUとの比較」、「東アジアにおける統一市場の形成と新たな法形成の萌芽」、「東アジア共通法問題と東アジア法文化の過去・現在・未来」、「東アジアにおける知的財産権をめぐる基本問題」の課題で議論した。日本のメンバーでは、同志社大学の瀬領真悟教授が、「東アジア地域における競争法の現状と課題-貿易との関連で」を報告し、稗貫俊文が、「東アジアの知的財産権の原理、現状、戦略」と題する報告をした。 (2)東アジア経済法学会-12月19-20日には、台湾の高雄大学で、日本、韓国、中国の経済法学者と、台湾の公正取引委員会と経済法、国際経済法学者が集い、東アジア経済法学会を開催した。そこでは、東アジアFTAと競争政策、FTAと韓国の農業問題、FTAと韓国の中小企業問題、台湾の競争法の歴史と展望、中国の独禁法導入問題、日本の独禁法改正問題が討論された。日本のメンバーでは、千葉大学の栗田誠教授が、「東アジアFTAと競争法」を報告し、北海学園大学の向田直範教授が、「日本の最近の独禁法改正」と題する報告をし、名古屋経済大学の中山武憲教授が、「競争法からみて日韓の文化比較」と題する報告を行った。 (3)経済法研究会-3月11-12日には、公正取引委員会の高橋審議官(国際担当審議官)をお招きして、札幌で日本のメンバーだけの研究会を開催し、欧米のほかに、東アジア、東南アジアの競争法の現状についての報告を受けて、討論した。
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Research Products
(34 results)
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[Book] 放送大学教材『経済法』2004
Author(s)
厚谷 襄兒
Total Pages
364
Publisher
放送大学教育振興会(日本放送出版協会)
Description
「研究成果報告書概要(和文)」より
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