2005 Fiscal Year Annual Research Report
砂糖・コーヒー・米に見る20世紀の大衆消費展開とアジア輸出経済の変容
Project/Area Number |
15203017
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加納 啓良 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (00134635)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池本 幸生 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (20222911)
高橋 昭雄 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (90282706)
山本 博史 茨城大学, 人文学部, 教授 (40302319)
宮田 敏之 東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (70309516)
|
Keywords | 砂糖 / 米 / コーヒー / プランテーション / タイ / インドネシア / スマトラ / ハワイ |
Research Abstract |
昨年度と同じく、研究協力者の三本木一夫、久米高史らも加わって研究活動を展開した。 まず、年度初めに立てた計画にもとづき、下記の海外調査を実施した。 10月 北スマトラ・マンデリン・コーヒー農園等調査(加納、池本、三本木) 10月 ハワイ製糖産業調査(久米) 11月 タイ米輸出事情調査(宮田) これに関連し次の4回にわたって研究会を開き、下記の報告について質疑討論を行った。 5月27日 世界農産物貿易と途上国経済に関する世銀報告書の総論をめぐって 6月23日 同上各論のうち、砂糖、米、コーヒーに関する3つの章について 11月7日 タイ砂糖産業の現状(山本)、ビルマ米輸出統計の再検討(高橋) 1月27日 スマトラ(加納、三本木、池本)、ハワイ(久米)、タイ(宮田)の各調査報告 これらにより、1930年代から現在までの期間におけるアジア太平洋地域の砂糖、米、コーヒーの生産・輸出体制と消費事情の変貌が、具体的事例にもとづき把握できた。 平行して、植民地期東南アジアの砂糖、コーヒー、米生産・輸出に関するデータベースの入力作業も進めた。 このプロジェクトでは、昨年度末に中間総括のシンポジウムを行い、英文の中間報告書をまとめたので、今年度は公刊に至った研究成果はあまりない。最終の平成18年度には各自が執筆した最終研究報告を編纂するとともに、外国からも関連研究者を招いて総括のシンポジウムを実施する予定である。
|
Research Products
(4 results)