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2005 Fiscal Year Annual Research Report

インターネットにおけるコミュニケーションとコミュニティの戦略的構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 15203019
Research InstitutionKobe University

Principal Investigator

石井 淳蔵  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (50093498)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高嶋 克義  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (30197090)
小川 進  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (80214021)
黄 りん  神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (40225363)
Keywordsインターネット / コミュニケーション / ネット・コミュニティ / ビジネスモデル / 快楽消費
Research Abstract

インターネットは、同報性や速報性といった点でこれまでにない画期的なコミュニケーション・ツールであるが、同時にコミュニティを作る道具、コミュニティ・ツールでもある。インターネットが盛んになるにつれ、人と人を結びつけるネット・コミュニティが多様な形で誕生した。同窓会サイト、妊婦サイト、化粧品評価サイトは、代表的なネット・コミュニティサイトである。
これが第一期とすれば、現在は第2期を迎えている。第2期の第1の特徴は、ブログとかSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)とかアバターとかといった形で、いっそう参加者のコミュニケーションを触発する新しい手法が生まれてきたことである。第2に、これまではほとんどの場合、ボランティア活動として運営されていたため経済的基盤は脆弱であったが、サイトの中に仮想的な市場を形成することでビジネスとして自立する局面を迎えていることである。
今年度はこれまでの研究の流れを受け継ぎながら、第2期に位置するネット・コミュニティを中心に調査研究を行った。調査は、留学生院生の助けを得ながら、日本を含む、中国、台湾、韓国の東アジア諸国におけるネット・コミュニティの生成と発展とに関する調査研究を行った。「ヤフーアバター」、フィンランド生まれの「ハボホテル」、台湾の「愛情公寓」、あるいは韓国の「サイワールド」といったコミュニティ・サイトは、第2期の代表的なサイトであるが、それらは多数のメンバーを集めるだけでなく、ビジネスとしても一定の成功を収めるに至っている。
そうした新しい展開を可能にした諸要因についての理論的研究を進める中で、「外部に基礎づけられない関係(偶有的関係)」の概念や、「関係が関係を生み出す」純粋コミュニティの概念、そして仮想市場の概念を生み出すに至った。

  • Research Products

    (5 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results) Book (2 results)

  • [Journal Article] Reducing the Risks of New Product Development2006

    • Author(s)
      Susumu Ogawa, Frank Piller
    • Journal Title

      MIT Sloan Management Review Vol.47, No.2

      Pages: 65-71

  • [Journal Article] 日本の医療用医薬品産業におけるDTC広告の可能性2005

    • Author(s)
      高嶋 克義, 春間 由香
    • Journal Title

      日本広告研究所報 第39巻・6号

      Pages: 24-30

  • [Journal Article] 中国におけるFC市場の発展とFC事業の将来性2005

    • Author(s)
      黄 〓
    • Journal Title

      流通情報 2005年10月号

      Pages: 34-43

  • [Book] 持続するネット・コミュニティ:純粋コミュニティと仮想市場2006

    • Author(s)
      石井 淳藏
    • Publisher
      有斐閣(未定)(仮題)
  • [Book] 営業改革のビジョン2005

    • Author(s)
      高嶋 克義
    • Total Pages
      226
    • Publisher
      光文社
    • Description
      「研究成果報告書概要(和文)」より

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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