2006 Fiscal Year Annual Research Report
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15205015
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| Research Institution | Institute for Molecular Science |
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Principal Investigator |
魚住 泰広 分子科学研究所, 分子スケールナノサイエンスセンター, 教授 (90201954)
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| Keywords | 水中触媒 / ナノ触媒 / 有機合成化学 / 有機金属化学 / 高活性触媒 / 遷移金属 |
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| Research Abstract |
PS-PEG高分子マトリクス内にパラジウムおよびプラチナ金属ナノ粒子が高分子ビーズ状触媒の調製を達成し、その高い酸化還元触媒機能を見いだした。同触媒機能に立脚した新触媒反応開発、及びナノ粒子触媒の不斉場内での発生と不斉触媒機能の探索検討した。
多座配位分子と金属種とのネットワーク形成によるメタロ高分子触媒の創製を検討しつつある。既に3座配位ハブ分子とコネクターPd種によるPdネットワーク高分子を創製した。さらに多様なネットワーク型メタロ高分子創製を拡張する。またカチオン性高分子と遷移金属アニオン種とによるイオン性コンボリューション高分子についてもその触媒機能と、コンボリューション高分子担持ナノ金属粒子触媒創製に繋げた。
ピンサー錯体は金属を中心とした平面性の高い特異な多環構造を有している。我々はその自在合成手法を確立し、また同錯体のパイ平面性と同多環構造上の置換基に検討を加えることで、ピンサー錯体を基本ユニットとした自己集積型超分子触媒機能、特に不斉触媒機能を見いだした。
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