2004 Fiscal Year Annual Research Report
航空安全向上のためのパイロット操縦のヒューマンウェアに関する研究
Project/Area Number |
15206092
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 真二 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30196828)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
李家 賢一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20175037)
土屋 武司 東京大学, 大学院・工学系研究科, 講師 (50358462)
柄沢 研冶 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (60134491)
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Keywords | 航空機 / 安全 / 操縦分析 / ニューラルネットワーク / 最適制御 / ワークロード |
Research Abstract |
航空機パイロットの操縦を分析し、航空安全の向上に貢献するため、特にパイロット操縦のヒューマンインターフェースに注目して研究を開始した。ニューラルネットワークを用いた操縦分析に関しては、分析手法の信頼性を向上させるために遺伝的アルゴリズムとのハイブリッド化を進め、その成果を米国航空宇宙学会で発表した。また、実際の飛行状況を分析するために下地島訓練空港において飛行データを取得した。実飛行データでの分析は来年度に実施する。より、ベテランパイロットと新人パイロットの操縦の違いを明確にすることができた。最適操縦の分析に関してはニューラルネットワークによる最適操縦手法を開発中である。下地島訓練空港で取得した実飛行データとの比較も今後実施する。ワークロード分析に関しては、エアライン機体のパイロットのワークロード低減のために、操縦の最適化手段・方法を明らかにすることを目的として、フライトシミュレータ上でのパイロットの操縦動作を記録し、解析する実験を行っている。本年度は、予備実験として、パイロットの視点移動情報も含めた操縦動作の記録を行い、それをもとにしてデータ処理を行った。その結果、解析に必要なデータ取得が可能であることが確認された。
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