Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浅沼 宏 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 助教授 (50250717)
中田 俊彦 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20260416)
新堀 雄一 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (90180562)
土屋 範芳 東北大学, 大学院・環境科学研究科, 教授 (40207410)
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Research Abstract |
再生可能エネルギーは,各地域の自然条件,社会・経済システム,需要に適合した形で自然エネルギーを組み合わせ,経済性および環境負荷の面から最適なエネルギー供給システムとして利用することが合理的である。本研究は,自然エネルギー複合利用システム設計法の構築とその実証試験を行うことを目標として実施した。 平成17年度の研究実績の概要は以下の通りである。 1.GHPの抽熱・蓄熱特性と過渡応答の検討とモデル化 ・GHPと熱水タンクを組み合わせた蓄熱システムをモデル化し,容量,長期および短期の蓄熱特性,負荷変動への応答特性等を評価し,本システムの設計を行った。 ・GHPの使用による地表および地層内の温度環境の変化を平成15,16年度に制作したコードによりシミュレートしGHPの局所的環境影響を評価した。 2.評価モデルの検討 ・平成15,16年度に検討したモデルに蓄熱機能を組み込み,モデル地域での最適な抽熱,発電,蓄熱システム構成を検討した。 ・モデルに供給・負荷の予測機能を加え,最適なシステム構成および系統との連系状態を事前予測可能にした。 3.モデル地域におけるデータの収集とシミュレーション(浅沼,中田) ・シミュレーションの結果を踏まえ,データの補充・更新を行った。 ・実証試験でのエネルギーシステムの性能をシミュレートした。 ・福島県天栄村で古来のエネルギーシステムに関する調査研究を実施した。 ・東北大学青葉山新キャンパスへの再生可能エネルギー導入について調査研究を実施した。 4.実証試験(新妻,浅沼,中田) ・東北大学内でヒートポンプ装置,風力発電装置,太陽光発電装置からなるモデルシステムを運転し,エネルギー生産量,コストを実測する。また負荷変動に対する応答を実測した。 ・東北大学東八幡平実験フィールドでの,ヒートポンプ装置,水力発電装置からなるモデルシステムの設計を行いシミュレーションによる性能評価を行なった。
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