2003 Fiscal Year Annual Research Report
活性化NKT/樹状細胞システムによる肺癌の免疫療法に関する検討
Project/Area Number |
15209045
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
藤澤 武彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80110328)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯笹 俊彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (10272303)
中山 俊憲 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50237468)
谷口 克 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (80110310)
尾辻 瑞人 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助手 (50344982)
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Keywords | NKT細胞 / 樹状細胞 / 臨床試験 |
Research Abstract |
1.活性化NKT細胞投与の臨床試験と評価 活性化NKT細胞を用いた原発性肺癌進行期症例および肺癌術後再発症例に対する第1相試験を行った。Primary end pointを安全性に、Secondary endpointをNKT細胞特異的免疫反応の検出および抗腫瘍効果の評価に置いた。原発性肺癌手術不能進行期症例及び原発性肺癌術後再発を対象とし、末梢血単核球を成分採血機にて分離採取し、比重分離法にて精製する。NKT細胞特異的リガンドであるα-ガラクトシルセラミドとIL-2を使用してNKT細胞を2〜3週間かけて活性化する。この培養細胞を患者に点滴静注にて投与した。Dose escalation studyとして、投与するNKT細胞数を2段階に設定し、各レベル3症例ずつ、計6例に対して臨床試験を施行した。現在経過観察中であるが、現在までのところ重篤な有害事象の発生を認めていない。 2.α-ガラクトシルセラミドパルス樹状細胞投与の臨床試験と評価 primary end pointを安全性及び副作用の評価とともに直接的な抗腫瘍効果の評価に置き、secondary end pointを特異的免疫応答性の評価に置く、α-ガラクトシルセラミドパルス樹状細胞療法の第2相試験を開始した。対象は原発性肺癌手術不能進行期症例及び肺癌術後再発とする。末梢血単核球を成分採血機にて分離採取し、比重分離法にて精製しGM-CSFを使用して樹状細胞へと1から2週間かけて分化誘導する。この培養細胞にα-ガラクトシルセラミドをパルスし、患者に点滴静注にて投与する。投与細胞数は第1相試験での最大投与数である1x10^9に/m^2固定し、20症例を目標に、現在2症例に対して樹状細胞投与を行ったところである。
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