2004 Fiscal Year Annual Research Report
中国農業・農家の経済計算と所得分配-農家個票調査・地域統計にもとづく社会経済分析
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15252007
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| Research Institution | The University of Tokyo |
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Principal Investigator |
田嶋 俊雄 東京大学, 社会科学研究所, 教授 (10171696)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中兼 和津次 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (80114958)
佐藤 宏 一橋大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50211280)
大島 一二 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (40194138)
池上 彰英 明治大学, 農学部, 助教授 (80339572)
菅沼 圭輔 福島大学, 経済経営学類, 助教授 (50222047)
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| Keywords | 中国 / 構造調整 / 農村調査 / 所得分配 / 経済計算 / マイクロデータ / データベース / 農家調査 |
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| Research Abstract |
今年度の調査・硯究は、まず前年度末に国務院発展研究中心農村部に委託して実施した黒竜江省方正県の農家調査結果を検討するとともに、フォーマットにのっとりデータ入力を同部(曽瓊鋭研究員)に委託し、マイクロデータよりなるデータベースを作成した。ついで04年8月21-29日をコア期間として河北省廊坊市安次区において農村調査を実施した(田嶋、池上、山口真美、および謝揚、林煥軍)。並行して行われた農家調査の個票データは国務院発展研究中心農村部によって年度半ばにかけて入力された。
05年1月3-10日をコア期間として、江蘇省蘇州地区常熟市において農村調査を実施するとともに(田嶋 佐藤、池上 山口真美、厳善平=別途予算、森路未央=在広州日本国領事館、郭建軍、劉光明、朱守銀)、これに先だって上海復旦大学などで事前調査を行った。しかし現地地方政府の同意が得られず、農家調査については積み残した。
05年2月18-23日の間、これまでの研究成果を踏まえて田嶋が訪台し、政治大学経済系(黄紹恒教授)、台湾大学経済系(陳添枝教授)、中華経済研究院(林〓君研究員)にて研究交流を行うとともに、中央研究院近代史研究所、国史館等で関連する歴史資料を収集した。
05年3月6-13日の間、中国側共同研究者(謝揚、曽瓊鋭、林煥軍、宋洪遠、劉光明、朱守銀)を日本に招請し、今年度調査結果についてのワークショップを行う一方、「構造調整下の中国農村経済」と題する国際シンポジウムを開催した(3月12日、東京大学)。またこの期間を利用し、熊本、鹿児島等で農業構造調整をテーマとする農村調査を実施するとともに(田嶋、大島、西野真由、山口が参加)、農林水産省にて日本農業の構造問題、日中農産物貿易等についてインタビューを行った(池上が参加。伊藤健一総括審議官など)。
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