2003 Fiscal Year Annual Research Report
異種メディア情報群に対するメディア間感性検索方式に関する研究
Project/Area Number |
15300028
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
北川 高嗣 筑波大学, 電子・情報工学系, 教授 (60153095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
細川 宣秀 名古屋工業大学, 電機情報工学科, 助手 (50312830)
櫻井 鉄也 筑波大学, 電子・情報工学系, 助教授 (60187086)
清木 康 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (10169956)
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Keywords | メディア情報検索 / メタデータベースシステム / メディア情報システム / 統合データベース / 意味的連想検索 / 異種メディア / 感性検索 / ユニバーサル空間 |
Research Abstract |
本研究では,まず,各メディア情報を対象とした感性情報を表現する言葉を自動抽出する方式を用いて,メディア情報群を言葉という共通のメディアを用いて表現する.さらに,これらの情報を言葉の距離を計量可能な共通の空間(以下,ユニバーサル空間)に人間の感性に反映した統一的な作用素によって写像することによって,異種メディア情報群の連結を可能とした.具体的な内容は,以下のようになる. 本研究では,異種メディア情報群に対する,メディア間感性検索を実現するために,まず,メディア情報の感性検索を対象としたメタデータを自動抽出する方式に関する研究を行った.この研究によって,画像,楽曲および人間の顔からメタデータを自動抽出する方式を実現した.さらに,これらのメディアデータの多面性を反映し,同データから自動抽出方式を用いて別々に抽出された様々な内容のメタデータを適切に統合し,より適切なメタデータを生成する機構を実現した.また,前述した研究に加えて,本研究では,言葉で表現された感性情報の写像方式に関する研究も行った.この研究では,メディア情報の感性情報として表現される言葉を,感性検索を行う人間の感性に合致する作用素を設計した.さらに,この設計を上述したメタデータ自動抽出方式に適用し,異種メディア間検索が可能な実験システムを構築した.この実験システムでは,具体的にはメタデータの自動抽出が可能となっている画像,楽曲および人間の顔という3つの異種メディアをユニバーサル空間に写像し,これらの異種メディア間での検索を実現した.同実験システムを用いて異種メディア間感性検索の評価実験を行い,その有効性を示した.
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.Kitagawa, T.Nakanishi, Y.Kiyoki: "An Implementation Method of Automatic Metadata Extraction Method for Music Data and Its Application to Semantic Associative Search"John Wiley & Sons, Inc.Technical Typesetters. (To Appear). (2004)
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[Publications] M.Natori, T.Kitagawa, Z.-C.Shi, eds.: "In Search tor the Frontier of Computational and Applied Mathematics toward the 21st Century (Special Issue)"Journal of Computational and Applied Mathematics. Vol.159. 1-204 (2003)
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[Publications] 中西祟文, 北川高嗣, 清木康: "任意の印象語による顔の表情の自動合成方式の実現"情報処理学会論文誌. Vol.44, No.SIG8 (TOD18). 21-36 (2003)
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[Publications] T.Nakanishi, T.Kitagawa, Y.Kiyoki: "An Implementation Method of Associative Search for Heterogenous Mediadata Utilizing the Mathematical Model of Meaning and its Application to Image Data and Facial Expression"2003 IEEE Pacific Rim Conference on Communications, Computers and Signal Processing. 613-618 (2003)
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[Publications] T.Sakurai, H.Sugiura: "A Projection Method for Generalized Eigenvalue Problems"J.Comput.Appl.Math.. Vol.159. 119-128 (2003)
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[Publications] X.Niu, T.Sakurai: "A Method for Finding the Zeros of Polynomails Using a Companion Matrix"Japan J.Indust.Appl.Math.. Vol.20. 239-256 (2003)