2004 Fiscal Year Annual Research Report
生殖工学を用いた効率的マウスバンク及び個体管理システムに関するソフトウェアの開発
Project/Area Number |
15300144
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Research Institution | Kumamoto University |
Principal Investigator |
中潟 直己 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 教授 (30159058)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
金子 武人 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 助手 (30332878)
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Keywords | ソフトウェア / 生殖工学 / 胚・精子バンク / 遺伝子改変マウス / リソース / リレーショナルデータベース / バーコード管理 |
Research Abstract |
昨年より取り組んできた「効率的なマウスバンクシステム」をより使いやすくするため、1.「寄託・供給管理統合」、2.「各操作間のシームレス化」、3.「凍結チューブへの印字システム」などの機能強化を行い、より使い勝手の良いシステムを完成させた。 1.「寄託・供給管理統合」では、マウスの寄託から供給までの一連の流れをリスト化するものであり、既存システムにおいてストアされたデータを再利用するというリレーショナルデータベースの利点を生かした機能である。これにより「体外受精」「灌流」「融解・移植」はそれぞれのカテゴリ単位でリスト化が可能であるのみならず、この機能を利用することにより、誰の寄託リソースが何時どのような成績であるかを総合的に把握することが可能となった。 2.「各操作間のシームレス化」は、システム入力における各操作の作業効率を向上することを目的としている。今までのシステムにおいては、「A」と「B」をそれぞれが独立したデータとして捕らえていたが、作業上「A」から「B」への切替え(その逆もある)がしばしば発生することを鑑み、これらの情報インプット自体も容易に切替え可能とした。この機能を採用することにより、各操作間でのデータのシームレス化が容易となった。 3.凍結チューブへの印字システム」は、リソースそのものである凍結胚チューブに「チューブID」を印刷する機能である。今まではチューブ側面にチューブIDと系統名及びバーコードを印刷したラベルを貼付していたが、上面に「チューブID」を印字することにより、取り違いなどの人為的ミスの防止がより強固なものとなった。
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