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2003 Fiscal Year Annual Research Report

児童・生徒にとって適切な短距離疾走距離についての研究

Research Project

Project/Area Number 15300212
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

伊藤 宏  静岡大学, 教育学部, 教授 (20022296)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡端 隆  静岡大学, 教育学部, 助教授 (00242751)
Keywords最適疾走距離 / 最高速度 / 最高速度の逓減率 / 主観的運動強度 / 心拍数 / 因子分析 / SD法 / 共分散構造分析
Research Abstract

初年度は、小学5年生男子99名女96名合計195名、そして中学生2年生男子135名女子141名合計276名を対象にして、適切な短距離疾走を選定するために、次のような観点から測定・調査を行なった。
児童・生徒の疾走能力の実態を把握するために、40m、60m、80m、100mのそれぞれの距離を全力で走ってもらい、スタートからゴールまでの疾走をビデオ撮影し、児童・生徒のスタートからゴールまでの速度、歩数頻度、歩幅の変化を分析し、最高速度そのもの、その出現地点、それらに対応した歩数頻度、歩幅を求めた。児童・生徒にとって適切な疾走距離の判断基準として、その運動の「きつさ」としての負荷基準が明確にされていることが求められる。先行研究から、最高速度区間後の持久疾走区間で、最高速度の失速程度が10%以上を越えてさらにゴールまで走らなければならない場合は、その疾走距離は生理的に「きつい」として捉えられている。
その基準に照らし合わせてみると、小学生男子は100m走で80m以降ゴールまでの20mを「きつい」状態で走り続けていたことが判明した。以下同様に、80m走では75m以降5m、60m走と40m走ではそのようなきつい疾走距離はみられなかった。小学生女子では100m走で85m以降の15mが、80m走、60m走、40皿走では10%を越える距離は認められなかった。中学生男子では、すべての疾走距離に10%を越える区間はみられなかった。女子では100m走の95m以降の5mがきつい区間がみられ、100m走は中学生女子にとってはきつい距離であることが判明した。
これらの分析結果を、さらに、主観的運動強度、疾走直後の心拍数の分析結果と詳細に照らし合わせること、同時に各距離に対するイメージをSD法で集計し、それらを因子分析、共分散分析して、児童生徒の疾走距離に対するイメージを明確にすることを現在試みている。この分析結果の一部を、スプリント学会の研究誌に投稿し、掲載された。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 伊藤 宏: "中学2年男女生徒の短距離疾走距離に対する意識構造について"日本スプリント学会. 13. 40-48 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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