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2003 Fiscal Year Annual Research Report

青少年期の生活習慣と身体密度及び皮下脂肪分布の分析疫学的研究

Research Project

Project/Area Number 15300233
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionTottori University

Principal Investigator

松本 健治  鳥取大学, 教育地域科学部, 教授 (10073694)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 國土 将平  鳥取大学, 教育地域科学部, 助教授 (10241803)
Keywords皮下脂肪分布 / 生活習慣 / 疫学的評価 / 児童生徒 / 身体密度 / ライフスタイル / 体脂肪 / 運動総量
Research Abstract

児童生徒の体脂肪、特に皮下脂肪分布の成分を明らかにし、運動、栄養、休養から構成される生活習慣が皮下脂肪分布に影響を与えるかを検討した。対象は鳥取県在住の小学生(男150人、女139人)、中学生(男55人、女75人)で、上腕背部、肩甲骨下部、臍部、腸骨上部、下腿部の5点の皮下脂肪厚を測定した。同時に生活習慣についての質問紙調査を行った。皮下脂肪分布に関わる主成分分析の結果、3主成分が抽出された。第1主成分は皮下脂肪量主成分、第2主成分は四肢-体幹対比成分、第3主成分は上体下体対比成分と解釈した。これらの成分は先行の研究とも合致し、人類に普遍的な皮下脂肪分布である可能性が推測できた。皮下脂肪量では、男女ともテレビ視聴時間がもっとも影響が大きく、テレビ視聴時間が長いと皮下脂肪量が多い傾向であった。男子では、運動総量が多い、あるいは就寝時刻が遅いと皮下脂肪量が少ない傾向を示し、女子では、室内遊び時間が長いと皮下脂肪量が多くなることが明らかとなった。四肢-体幹対比については、男子では、運動総量が高いと相対的に四肢の脂肪が少なくなること、女子では、栄養補助食品を摂取していると相対的に四肢の脂肪が多く、また就寝時刻が遅いと相対的に体幹部の脂肪が多いことが明らかとなった。上体-下体対比については、男子では、外遊び時間が長いあるいは徒歩・自転車通学時間が長いと相対的に上体の脂肪量が多く、女子では、テレビ視聴時間が長いと相対的に下体の脂肪が多くなることが明らかとなった。今回は皮下脂肪量や皮下脂肪分布は生活習慣、特に、運動習慣や遊びの状況、通学などの影響が大きいことが疫学的に明らかにできた。影響は皮下脂肪厚のわずか数%であるが、複雑なライフスタイルの中からこれらの情報を抽出できたことは意義のあることである。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 國土将平, 松本健治: "児童生徒の体脂肪分布と生活習慣が及ぼす影響"学校保健研究. 45・suppl. 522-523 (2003)

  • [Publications] 松本健治, 國土将平: "わが国における児童・生徒のBMIの年次推移"日本発育発達学会第2回大会講演集. 51 (2004)

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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