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2005 Fiscal Year Annual Research Report

中学生の健康啓発支援システム開発研究

Research Project

Project/Area Number 15300238
Research InstitutionTOKYO WOMEN'S MEDICAL UNIVERSITY SCHOOL OF NURSING

Principal Investigator

久米 美代子  東京女子医科大学, 看護学部, 教授 (70258987)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 村山 より子  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (70289875)
小川 久貴子  東京女子医科大学, 看護学部, 講師 (70307651)
Keywords中学生 / 思春期 / 健康問題 / ヘルスプロモーション
Research Abstract

I.研究目的
中学生の性を含む健康問題や自己対処法の実態、さらに骨密度と身体発育・栄養・活動調査から得たデータの解析から得た実態を明らかにした。それとともに、教員の捉えている生徒の健康問題や関わり方の実態も明らかにし、これらの結果から健康啓発支援システムのフローチャートおよび小冊子を作成した。
II.研究結果と成果
1)各研究結果
中学生の健康問題は、「アイデンティティ」や「学校生活」に関することが多く、その対処法としては、相談しやすい友人や理解してくれる人が多く、男女による対処行動の違いも見られた。教員側は、そのような生徒の現状を理解する部分も多かったが、生徒のニーズに応じるような窓口の設置などの必要性も見られた。また、対象教員の全員が性教育を正式に学んだ経験がなく、今後のために、実例に富んだ教材や講習会開催の必要性が示唆された。
骨密度に関連する要因として、骨粗鬆症の家族歴のある者、スポーツや身体を動かすことが嫌いな者、未月経な者が骨密度が低いことが明らかにされた。今後、骨量を増やすためには運動が非常に重要であること、また女子の場合は初経開始後に骨量が増加することは、先行研究と一致する結果であった。また、各種栄養素との関連は、今回の解析では、有意差は認められなかったが、カルシウム、リン、総エネルギーと骨量は、関連性が深いと従来から言われているので、バランスの良い食事摂取が必要といえる。
2)小冊子の作成(健康手帳付き)
研究結果を踏まえて、次の健康問題に対する対策を盛り込んだ小冊子を作成した。(1)生涯を通した健康はなぜ大切か?、(2)思春期のからだと性ホルモン、(3)月経とそれに関わる問題、(4)思春期におこりやすい健康問題。
3)健康啓発支援システムのフローチャート作成
中学生の健康啓発支援課程における情報のインプット、5つのサブシステム、フィードバック、アウトプットの関係性を示したフローチャートを作成した。各サブシステム(情報認知、第1回調査、第2回調査、第3回調査、評価)は、各々その部分で目的をもち、他の部分と協力的に継続的に組織的に関係し合いながら、健康啓発に向かって進展するものである。

  • Research Products

    (1 results)

All 2005

All Journal Article (1 results)

  • [Journal Article] Factors that affect Bone density among Japanese Junior high school students2005

    • Author(s)
      Miyoko Kume
    • Journal Title

      日本ウーマンズヘルス学会誌 4巻

      Pages: 57-66

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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