2005 Fiscal Year Annual Research Report
信州大学インターネット大学院におけるマルチメディア利用CAIシステムの高度化研究
Project/Area Number |
15300274
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
師玉 康成 信州大学, 工学部, 教授 (20226129)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 八束 信州大学, 工学部, 教授 (50021019)
不破 泰 信州大学, 工学系研究科, 教授 (00165507)
新村 正明 信州大学, 工学部, 助教授 (20345755)
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Keywords | マルチメディアコンテンツ / CAI / ストリーミング配信 |
Research Abstract |
本年度は,マルチメディアコンテンツの配信技術に関する研究を行った. 受講生側の多様なインターネット接続環境に対応するため,昨年度行った「CAIシステムの設計・高度化に関する検討」により実現したマルチメディアコンテンツを効率よく配信するための研究を実施した.具体的には,情報工学専攻(工学部情報工学科)の現有設備である,教育用計算機ならびにネットワーク接続装置および外部ISPのホスティング機能を用いた,マルチメディア化されたコンテンツの配信とその効率化である.これらの研究成果として,(1)ホスティングされたCAIシステムにおけるマルチメディアコンテンツの管理技術の開発により,ミラーサーバ間でのコンテンツ管理における利便性の向上と,複数のミラーサーバからサーバ=クライアント間の通信速度の大きなサーバを選択することによる効率的な配信が可能となった. また,教材本体に関しては,様々な形態のCAI及びCAIによる小テストの作成を支援するシステムの開発を行った.これは,従来は,授業のみがマルチメディアコンテンツによる配信であるにもかかわらず小テストは文字情報だけであり,講義とテストの不均衡が生じていた.これを改善するために,小テストにおいてもマルチメディアコンテンツを含むことを可能とするテスト作成支援システムの開発を行った.これによりシステムに関する特段の知識がなくとも,マルチメディアコンテンツを含んだ小テストを容易に作成することが可能となった.さらに(2)インタラクティブCAIの導入と運用技術の開発により,従来のストリーミング映像の一方的な配信だけでなく,特に数学分野においてインタラクティブな受講が可能となった.これにより,教材のマルチメディア化を双方向に広げることができ,より効果的な学習を支援することが可能となった.
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Research Products
(11 results)