2004 Fiscal Year Annual Research Report
IP-VPN上における教育イントラネットの構築に関する研究-分散環境における機器の集中管理と快適学習環境の実現-
Project/Area Number |
15300282
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
田村 武志 大阪府立大学, 総合情報センター, 教授 (60291605)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮本 貴朗 大阪府立大学, 総合情報センター, 助教授 (70291606)
傍島 邦穂 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (50295739)
小島 篤博 大阪府立大学, 総合情報センター, 助手 (80291607)
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Keywords | 次世代遠隔教育 / IP-VPN / リモート制御 / ブロードバンド / マルチキャスト / 広域イーサネット / IPネットワーク / 一元・集中管理 |
Research Abstract |
本研究の目的は、複数の小学校をIP-VPNで接続し、教育イントラネットを構築して各学校に配備されている機器をIPネットワーク上で一元・集中管理するシステムを研究開発することである。また構築した教育イントラネットで高いセキュリティを確保しつつ、作品のバーチャル展示や学校間交流、家庭との映像によるコミュニケーションなどができるようにし、小学校における教育の高度化と活性化に貢献することである。そしてブロードバンド時代にふさわしいコミュニケーション型の学校教育を実現する。16年度(2年度)の研究実績は以下の通りである。 1)モデル実験の実施 初年度に研究室に構築した実験用LAN(テストベッド)を利用してモデル実験を行った。 2)IPネットワーク上におけるH.323プロトコルの研究 企業や学校のLAN上のファイアウオール(FW)をポートの開放をすることなく、H.323プロトコルを通すための調査研究を行った。 3)集中管理用ソフトウエアの開発 WebベースでクライアントPCやTV会議システムが遠隔操作により集中管理できるマネージメントシステムの改善を行った。 4)教育イントラネットの構築とフィールド実験 レイヤ3のIP-VPNを教育イントラネットとして利用する場合、ネットワーク上のすべてのルータがマルチキャスト対応でないと対応できないことが分かり、レイヤ2で利用できる広域イーサネットを利用することを検討した。 5)遠隔講義のための最適な教材の開発 遠隔講義における最適な講義方法について、英語プレゼンテーションを例にして教材開発を行った。 6)研究成果の発表 研究成果をまとめ、電子情報通信学会、日本e-Learning学会およびフィンランドで開催されたIEEE(ICALT)で発表した。
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