2003 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
15310113
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
上田 完次 東京大学, 人工物工学研究センター, 教授 (50031133)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
藤井 信忠 東京大学, 人工物工学研究センター, 助手 (80332758)
馬場 靖憲 東京大学, 先端経済工学研究センター, 教授 (80238229)
小田 宗兵衛 京都産業大学, 経済学部, 教授 (40224240)
山田 和明 東京大学, 先端経済工学研究センター, 科学技術振興特任教員(常勤形態) (80345149)
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Keywords | 共創 / 創発 / 限定合理性 / 意思決定問題 |
Research Abstract |
本年度は下記の4項目を実施した. (1)共創的意思決定の定式化および基本モデルの構築 (2)ゲーム理論による経済主体間の共創的意志決定のモデル化 (3)創発的計算論による人工システムにおける共創的意思決定のモデル化 (4)企業間共創的意思決定過程のモデル化 (1)では,共創的意思決定システムに対して目的および環境に注目して,意思決定過程の問題の困難さのクラス分類を行い,幾つかの抽象的な基本モデルを構築した.(2)ではネットワーク囚人のジレンマというフレームワークで,意思決定主体間の協調行動の創発に着目したモデルの構築を行った.このモデルに基づく被験者実験と計算機実験により基本的な性質等を明らかにし,経済主体間の共創的意思決定モデルの基礎部分の構築を行った.さらに(3)では,人工物生産システムを対象とし,スケジューリングとフロアレイアウトを共創的意思決定の結果として同時に解決するシステムを構築するために,半導体生産システムを対象としてモデルの構築を行った.計算機実験により生産過程の時間的・空間的計画を同時に解決できることを明らかにした.また(4)ではデジタルビジネス産業に着目し,インターネットによる教育サービス(Eラーニング)を対象にして,各コンテンツ・システム等の供給者と顧客間のビジネスプロセスの共創的関係のモデル化を試みた.特に日本のEラーニング企業の4事例について比較分析することで,企業間共創的意思決定過程に対するモデルの基礎部分が構築できた. 以上より,共創的意思決定システムの確立のための基礎となるモデル構築に関する研究成果を得ている.これらの成果の一部は学会等で報告がなされ,さらに来年度に未発表の成果について報告を行う予定である.
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Research Products
(12 results)
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[Publications] Attila Lengyel: "Scheduling for on-time completion in job shops using feasibility function"Computers & Industrial Engineering 45. 215-229 (2003)
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[Publications] Kanji Ueda: "Emergent Synthesis Based Approaches to Co-creative Production Planning in Job Shops"Proceedings 2003 IEEE International Symposium on Computational Intelligence in Robotics and Automation. 589-594 (2003)
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[Publications] Kanji Ueda: "A Self-Organization Approach to Facility Layout Planning in Semiconductor Manufacturing"Proceedings of the 36^<th> CIRP International Seminar on Manufacturing Systems. 21-26 (2003)
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[Publications] Zltan Car: "Multi-objective Design and Adaptable Reconfiguration of the Manufacturing System Shop-floor"Proceedings of the 36^<th> CIRP International Seminar on Manufacturing Systems. 493-500 (2003)
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[Publications] Attila Lengyel: "Dynamic Due Date Assignment in Job Shops based on Emergent Synthesis"Proceedings of the 36^<th> CIRP International Seminar on Manufacturing Systems. 463-470 (2003)
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[Publications] Nariaki Nishino: "An Experimental Approach to the Recycling Market"Proceedings of EcoDesign 2003: Third International Symposium on Environmentally Conscious Design and Inverse Manufacturing. 48-55 (2003)
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[Publications] Atsushi Iwasaki: ""Accidental" Initial Outcome and Learning in Experimental Games with Multiple Equilibria"The Economic Science Association International Meeting, Pittsburgh. (2003)
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[Publications] 上田完次: "実世界ジレンマ・創発的シンセシス研究のベンチマーク問題"2004年度精密工学会春季大会学術講演会. (2004)
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[Publications] 竹中 毅: "認知心理学的視点からみた時間的共創問題"ロボティクス・メカトロニクス講演会 2003予稿集. 2A1-3F-C6 (2003)
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[Publications] 中山広基: "耐久消費財のリサイクルにおける耐久度とリサイクル率に関する社会工学的研究"2004年度精密工学会春季大会学術講演会、精密工学会. (2004)
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[Publications] 藤井信忠: "多品種半導体生産の自己組織化シミュレーション手法"2004年度精密工学会春季大会学術講演会、精密工学会. (2004)
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[Publications] 高洲良平: "半導体生産における強化学習を用いた適応的ロット投入計画"2004年度精密工学会春季大会学術講演会、精密工学会. (2004)