2004 Fiscal Year Annual Research Report
環境変動下における果実の結実フェノロジーと種子散布者の動態に関する広域研究
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15310162
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Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
上田 恵介 立教大学, 理学部, 教授 (00213348)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林田 光祐 山形大学, 農学部, 助教授 (10208639)
紙谷 智彦 新潟大学, 農学部, 教授 (40152855)
野間 直彦 滋賀県立大学, 環境科学部, 助教授 (80305557)
小南 陽亮 静岡大学, 教育学部, 助教授 (30221980)
湯本 貴和 総合地球環境学研究所, 教授 (70192804)
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Keywords | 種子散布 / 果実 / 果実食鳥類 / フェノロジー / 種子散布 / 共進化 / 種子分散 / 環境季節 |
Research Abstract |
2004年度は、各研究分担者が、北海道から沖縄まで、果実のフェノロジーを調査した。研究代表者の上田恵介は沖縄県西表島において、目立たない果実をつけるアカメガシワに来る鳥を調べ、山階鳥研報に論文を発表した。紙谷智彦は、新潟において二色の色彩パタンをもつ果実の鳥に対する表示効果を調べる実験を行った。湯本と野間は屋久島において、冬鳥の飛来と果実の消長に関する調査を精力的に行った。九州においては小南と真鍋が、ヒサカキのフェノロジーを担当して、調査を行った。科研費のRAとして、事務作業などを担当している福井晶子は、つくばの鳥害研と協力して、メーリングリスト「みのり」の運営を行い、全国から、鳥による種子散布の様々な情報を集約した。 これらの調査結果は、日本鳥学会、日本林学会、日本生態学会の大会で発表され、特に2005年3月に大阪で開催された第52回日本生態学会において、この科研プロジェクトメンバーが、自由集会(第4回種子散布研究会「鳥の色覚と果実の色彩戦略」)を企画し、多くの参加者を得た。 2004年度の成果について、複数の論文が日本鳥学会誌、山階鳥研報、日本林学会誌などに印刷される予定である。
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Research Products
(1 results)