2005 Fiscal Year Annual Research Report
近代日本における宗教とナショナリズム・国家をめぐる総合的研究
Project/Area Number |
15320013
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
川村 邦光 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30214696)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉原 達 大阪大学, 文学研究科, 教授 (40113138)
荻野 美穂 大阪大学, 文学研究科, 教授 (60194479)
冨山 一郎 大阪大学, 文学研究科, 助教授 (50192662)
真鍋 昌賢 大阪大学, 文学研究科, 助手 (50346152)
中村 生雄 学習院大学, 文学部, 教授 (50217832)
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Keywords | 宗教 / 近代日本 / ナショナリズム / 国家神道 / 靖国神社 / 農本主義 / 戦死者 / 天皇 |
Research Abstract |
本研究は平成12年度から14年度の科研「戦死者をめぐる宗教・文化の研究」を発展させる意図のもとに計画し出発した。本研究会では、研究分担者に加えて、様々な研究分野の人々と交流するために他大学の研究者、また若手研究者の養成のために大阪大学大学院生にも発表やコメントを依頼し、研究の深化を図っている。そして、研究会の案内・報告などのために、ニューズレター「cultures/critiques」を刊行し、23号に達した。 平成17年度は6回の研究会を行なうことができた。第11回研究会(2005年4月1日)では川村邦光が「オウムの廃墟から」と題して発表し、コメントは永岡崇(大阪大学大学院)がした。第12回研究会(7月29日)では、永岡崇「天理教における「おさしづ」と本席体制」、兵頭晶子が「憑依が精神病にされるとき」、川村邦光が「近代日本における憑依の系譜とポリティクス」と題して発表し、コメントは畑中小百合(大阪大学大学院)がした。第13回研究会(8月28日)では、塩月亮子(日本橋館大学助教授)が「憑依を肯定する社会」、佐藤壮広(立教大学講師)が「巫者の政治学」と題して発表し、コメントは畑中小百合がした。第14回研究会(9月2日)では、丸山泰明(神奈川大学COE研究員)が「靖国神社の戦後」と題して発表し、コメントは川村邦光がした。第15回研究会(10月28日)では、川村邦光が「聖戦のイコノグラフィ」と題して発表し、コメントは全成坤(大阪大学外国人招聘研究員)がした。第16回研究会(12月16日)では、藤本純子(大阪大学大学院)が「『女学生の友』にみる読者観の変容」と題して発表し、コメントは川村邦光がした。研究成果報告書には、6名の論文が掲載される。
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Research Products
(7 results)