2004 Fiscal Year Annual Research Report
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15320056
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| Research Institution | Osaka University |
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Principal Investigator |
工藤 眞由美 大阪大学, 文学研究科, 教授 (30186415)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 裕美 大阪大学, 留学生センター, 専任講師 (60346153)
木部 暢子 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (30192016)
松本 泰丈 千葉大学, 文学部, 教授 (90082932)
狩俣 繁久 琉球大学, 法文学部, 教授 (50224712)
佐藤 里美 琉球大学, 法文学部, 助教授 (00274879)
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| Keywords | 動詞述語 / 形容詞述語 / エヴィデンシャリティ / 東北方言 / 琉球語 / テンス / ムード / 時間的限定性 |
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| Research Abstract |
「東北から沖縄に至る、述語構造全体(動詞述語、形容詞述語、名詞述語)の、総合的調査を下記のように実施した。
(1)動詞述語については、従来調査されていなかった、あるいは調査が不十分であった15地点について調査記述を行った。特に、エヴィデンシャリテイーに関わる様々な事実が提示できている。
(2)形容詞述語については、パイロット調査を行い、その結果を踏まえて調査票のさらなる整備を行った。
(3)名詞述語については、興味深い事実が見られる地点の記述を行った。
上記(1)については、下記の報告書を作成した。データが膨大なため、冊子およびCD-ROMによる報告書とした。なお、この報告書では、これまでの成果を含んだ地図化も行った。
科学研究費成果報告書『方言における述語構造の類型論的研究』大阪大学文学研究科
また、工藤真由美、木部暢子、狩俣繁久、金田章宏、八亀裕美、高江須頼子、村上智美による共著として、下記のものを出版した。これには、調査票をCD-ROMとして添付している。
工藤真由美編著『日本語のアスペクト・テンス・ムード体系-標準語研究を超えて-』ひつじ書房
上記(2)については、最終年度のあたる来年度に研究成果報告書を作成予定であり、現在、20地点の調査が進行中である。形容詞調査にあたっては、近年の海外における類型論的観点からの形容詞論の研究成果を取り入れており、従来の形容詩論を乗り越えた成果が提示できる予定である。
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