Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 優治 東京経済大学, 現代法学部, 教授 (40249074)
小林 ひろみ 文教大学, 国際学部, 教授 (90205485)
佐野 富士子 駿河台大学, 法学部, 教授 (30248893)
シュナイダー デニス 東京女子大学, 現代法学部, 教授 (10246465)
岡田 敦子 東邦大学, 医学部, 助教授 (40213938)
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Research Abstract |
本年度は,昨年度の研究テーマである「英語学力を測定・評価するテストの基盤作り」を踏まえて,英語学力テストの問題作成,及び,学力をどのような手段で測定・評価するのがよいかなどを検討した。 まず,テストの媒体を決定するのに,従来から行われているペーパー・テストが適切であるか,または,コンピュータによるテストは適切に学力を測定・評価できるか,などを研究したが,実際にCBT (Computer-Based Test)が受験者にとっては利用しやすく,テスト結果を直ちにフィードバックできることなどの利点があることが分かった。一方で,従来からの紙によるペーパー・テストもテストを使用する側の便利さと,テスト受験者の解答に対する安心感などでペーパー・テストにこだわる傾向があることを知り,これらの点についても検討した。 大学生の英語履修終了時や卒業時の英語学力を測定・評価するテストは,ペーパー・テストとCBTの両方を試作して,パイロットテストを行うことにした。CBTについては,プログラム開発も済み,スピーキング・テストやライティング・テストの評価方法をどのようにプログラム化するかを残すのみとなった。 さらに,昨年度,英語教員約300名から「英語学力に関するアンケート調査」を行い,分析結果は学会で発表したが,英語教育の目標設定,学力,テストについての教授者側と受講者側(学生)の英語教育全般に対する新のニーズを知る必要があるとの結論に達した。2005年4月に学生に対してアンケートを実施して比較検討することになった。大学生の英語学力を測定・評価するCBTはパイロット・テストを行っているので,このアンケート結果も取り入れたテストができる研究・開発中である。
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