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2003 Fiscal Year Annual Research Report

中世寺院における内部集団史料の調査・研究

Research Project

Project/Area Number 15320084
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

勝山 清次  京都大学, 文学研究科, 教授 (30126966)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 吉川 真司  京都大学, 文学研究科, 助教授 (00212308)
藤井 讓治  京都大学, 文学研究科, 教授 (40093306)
鎌田 元一  京都大学, 文学研究科, 教授 (50092747)
野田 泰三  京都大学, 文学研究科, 助手 (90335183)
Keywords南都寺院 / 堂衆 / 院家 / 一乗院文書 / 宝珠院文書 / 内部集団
Research Abstract

本研究の目的は、中世日本の聖俗両面において大きな役割を果たした南都寺院の構造、生態を解明すべく、その内部集団のうち堂衆と院家に着目し、彼らの残した古文書・古記録を調査・研究するとともに、あわせてその史料的性格に関する基礎研究を行うことにある。
本年度は基礎作業として、東大寺法華堂・中門堂両堂衆の史料である東大寺宝珠院文書(800点余)ならびに興福寺を代表する院家一乗院の坊官二条家が伝えた一乗院文書(2000点余、ともに京都大学総合博物館所蔵)の史料調査を実施した。質・量ともに稀有の史料群でありながらこれまで本格的な調査の行われていなかった宝珠院文書については、まず全点の原本調査-調書作成、写真撮影・焼付けを行い、あわせてCD-Rに焼き付け、今後の調査・研究の便宜を図った。翻刻作業も進め、全体の約1割については翻刻を終えた。一乗院文書についても原本調査を行い、約5割について調書を完成した。同文書には二条家所蔵の段階で流出し、現在は天理図書館所蔵となっているものがあるため、紙焼き写真の頒布を受けた。これによって一乗院文書の全体像の把握が可能となる。そのほか内閣文庫、国立国会図書館、宮内庁書陵部など研究各機関の所蔵する南都寺院関係史料、あるいは南都寺院の動向を知りうる古記録類については史料調査を行うとともに、必要なものについては紙焼き写真の入手をはかった。
こうした調査と並行して、史料の検討会・研究会を持ち、各史料群の性格について意見を交換しつつ、調査成果の共有に努めた。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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