2003 Fiscal Year Annual Research Report
親族データベースおよび系図の利用に関する応用人類学的研究
Project/Area Number |
15320122
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Sugiyama Jogakuen University |
Principal Investigator |
杉藤 重信 椙山女学園大学, 人間関係学部, 教授 (70206415)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 雅一 京都大学, 人文科学研究所, 助教授 (00188335)
久保 正敏 国立民族学博物館, 民族学研究開発部, 教授 (20026355)
川口 洋 帝塚山大学, 経営情報学部, 教授 (80224749)
中島 豊四郎 椙山女学園大学, 文化情報学部, 助教授 (90247601)
窪田 幸子 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80268507)
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Keywords | 親族データベース / 家系図作成ソフト / 親族研究 / コミュニティ支援 |
Research Abstract |
研究計画第一年目の平成15年度に実施された事項は以下の通りである。 (1)研究集会(7月11-12日)(国内旅費):人口学との架橋を意識して生態人口学および歴史人口学の研究者が参加したほか、国文学者の参加も求めた。 (2)アプリケーション「アライアンス」のバグフィックス版リリース(7月17日)(消耗品費):不具合のあった表形式入力等のバグフィックスをおこなった。 (3)「アライアンス」のアルファ版の完成(1月16日)(消耗品費):懸案であった時間軸の導入および二者関係のトレースルーチンの完成を待って、アルファ版(完成版)をリリースし、「アライアンス1.0」とした。これが最大の成果である。 (4)ウェッブサイトの再構築(7月及び1月、2月)(消耗品費):ダウンロードとメインテナンス情報提供のために再構築をおこない、インストーラも購入して、完成版のダウンロードに対応した(http://study.hs.sugiyama-u.ac.jp/alliance/jsp/)。 (5)オーストラリア・アボリジニ・コミュニティ支援に関する情報収集(8月2-17日)(外国旅費):メルボルン・アデレード・ダーウィンにおいてコミュニティ支援関係者と情報交換をおこない、中央砂漠地域もしくはアーネムランドにおいて、平成16年度以降の調査研究の可能性について協議をおこなった。また、シドニー・キャンベラにおいて、アボリジニ研究者との間で情報交換をおこなった。 (6)ノート型サーバの構築(2月23日)(設備備品費):パーティションを二分しLinuxとWindowsのシステムを導入、前者を現行サーバと同等の機能を持つものとし、平成16年度以降の研究の進展に備えた。 (7)日本人口学会の機関誌『人口学研究』に杉藤が「人口学研究における家系図研究の可能性」と題する小論を投稿した(3月31日)。
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