2006 Fiscal Year Annual Research Report
新しい職業能力と職業経歴の動向についての研究、その発展的展開
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15330113
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| Research Institution | Ritsumeikan University Department of Social Sciences Professor |
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Principal Investigator |
辻 勝次 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (60066719)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村上 文司 釧路公立大学, 経済学部, 教授 (40210017)
湯本 誠 札幌学院大学, 人文学部, 教授 (00240169)
樋口 博美 専修大学, 文学部, 助教授 (70313624)
藤本 昌代 同志社大学, 社会学部, 助教授 (60351277)
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| Keywords | 職業能力 / 職業経歴 / トヨタ労働者 / TWCD |
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| Research Abstract |
今年は2003年にスタートした「新しい職業能力と職業経歴の動向についての研究、その発展的展開」の最終年度に当たる。また2000年にスタートした職業研究会の活動の収束の年度でもあった。そこで研究会活動としては次の3点を中心に進めた。
(1)第2期の「研究成果報告書」に収録する研究分担者の論文を完成させ、「成果報告書」を完成する課題。
(2)トヨタ社内報から人事記録をパソコンに読み込んでTOYOTA Worker's Career Data(略称TWCD)の構築を完成させる課題。
(3)2000〜2003年まで継続した第1期研究の研究成果を公刊する課題。
「研究成果報告書」については『新しい職業能力と職業経歴の動向に関する研究、その発展的展開』と題してA4判本文216頁の報告書を完成させた。本報告書は第1部がTWCDの構築過程の説明と基本統計量の提示、第2部はトヨタ労働者、研究技術者、若年不安定就労層(パチンコ店員)の職業能力と職業経歴の動向についての研究を収録している。TWCDの構築と新しい職業領域への展開という当初の目標をほぼ達成できた。
TWCDの構築については、入社、昇格、異動、勤続、排出の5種類、合計25万レコードのデータベースを完成させたが、内容に立ち入った本格的な分析は今後の課題として残した。しかし、トヨタ自動車の人事現象を克明に分析できる準備が整ったことは大きな前進であった。
第1期成果の公刊については、立命館大学産業社会学部の出版助成金を得ることができ、ミネルヴァ書房から『キャリアの社会学-職業能力と職業経歴からのアプローチ』と題して2007年3月に、A5判・270頁の著書として公刊することが出来、この目標も達成できた。
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