2003 Fiscal Year Annual Research Report
日米豪の留学交流戦略の実態分析と中国の動向〜来たるべき日本の留学交流戦略の構築〜
Project/Area Number |
15330177
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
横田 雅弘 一橋大学, 留学生センター, 教授 (90200899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
太田 浩 一橋大学, 大学院・商学研究科, 専任講師 (70345461)
白土 悟 九州大学, 留学生センター, 助教授 (60154374)
坪井 健 駒沢大学, 文学部社会学科, 教授 (00119108)
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Keywords | 留学教育交流戦略研究 / コスト・ベネフィット分析 / ツイニング・プログラム / アジア太平洋地域の比較研究 |
Research Abstract |
3年を予定する科研の第1年目として、豪州、米国、アジア諸国の留学交流の現状を調査した。豪州では、オーストラリア国立大学、キャンベラ大学、メルボルン大学、モナッシュ大学、ラトローブ大学、RMITの6大学と学生リクルート機関であるIDPオーストラリア、政府関係機関としてAEI(The Australian Government International Education Network)、オーストラリア大使館を訪ね、留学生受け入れの現状と政策、政府諸機関と大学の関係、留学のコスト・ベネフィット分析を中心に聞いた。 米国では、留学の国際戦略を積極的に展開するニューヨーク大学バッファロー校をケース・スタディとして研究した。 香港では、香港大学SPACEが展開する欧米豪州の大学との連携プログラムを建築学科、法学科、応用科学科、情報工学科のプログラム責任者から聴き取り調査し、UGC(University Grants Committee)で大学の資金援助について聞いた。マレーシアでは、INTIカレッジとTAYLOR'sカレッジならびにモナッシュ大学のサテライト・キャンパスを訪問し、英国や豪州の大学とのツイニング・プログラムの実際を見聞した。シンガポールでは、特に大学ならびに政府各機関の連携のあり方を調査した。SPRINGシンガポールとアクレディテーション・カウンシルでは大学のサービスや授業の評価管理、EDB(Economic Development Board)では産業と高等教育の関係、教育省では大学への援助のあり方と政府の役割、シンガポール大学のSMA(Singapore-MIT Alliance)ならびにSIM(Singapore Institnte of Management)では実際の連携の仕方について聞いた。 これらの成果をまとめて公表するために、インターネットでウェブを立ち上げる準備を整えた。
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