2004 Fiscal Year Annual Research Report
新世代CDNのためのストリームキャッシング、並びにそのユビキタス拡張に関する研究
Project/Area Number |
15360208
|
Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
安田 靖彦 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (40013106)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
甲藤 二郎 早稲田大学, 理工学術院, 教授 (70318765)
|
Keywords | 情報通信システム / ネットワーク / マルチメディア / インターネット |
Research Abstract |
本年度は、次世代CDNにおけるストリーミングメディアの効率的なキャッシング技術、および、P2Pストリーミングにおけるホスト障害対策と階層符号化の導入によるヘテロ環境への対応、の二点に重点を置いて研究開発を進めた。 (1)次世代CDNにおけるストリーミングメディアの効率的なキャッシング方式:次世代CDNにおける分散プロキシ、もしくはP2P接続を想定し、1.ストリーミングメディアの分散検索アルゴリズム、2.ストリーミングメディアの分散複製アルゴリズム、3.キャッシュの一貫性を保証する管理アルゴリズム、の三方式を提案し、それぞれの方式の有効性をシミュレーション評価によって明らかにした。 (2)P2Pストリーミングにおけるホスト障害対策、ならびに階層符号化の導入によるヘテロ環境への対応:P2Pストリーミング、ならびにアプリケーション層マルチキャストの特性改善策として、1.プロアクティブな予備経路対策、ならびに冗長経路の付加によって、ホストの離脱時の瞬断時間を削減し、かつシグナリング量を低減するアルゴリズム、2.P2Pストリーミングに対する階層符号化の導入と、それに対する受信帯域最大化アルゴリズム、の二方式を提案し、それぞれの方式の有効性をシミュレーション評価によって明らかにした。さらに、それぞれの方式をソフトウェア実装し、実ネットワーク上における配信実験を行い、実装評価としても有効性を明らかにした。 その上で、成果を論文にまとめて投稿すると共に(採録3件)、国際学会にも投稿した(採録4件、査読中1件)。
|
Research Products
(3 results)