2004 Fiscal Year Annual Research Report
積雪寒冷地における歩行空間のユニバーサルデザイン化に関する研究
Project/Area Number |
15360326
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Research Institution | Hokkaido Institute of Technology |
Principal Investigator |
苫米地 司 北海道工業大学, 工学部, 教授 (40102785)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
亀山 修一 北海道工業大学, 工学部, 助教授 (30295894)
川端 伸一郎 北海道工業大学, 工学部, 助教授 (10224833)
石田 眞二 北海道工業大学, 工学部, 講師 (20347751)
細川 和彦 北海道工業大学, 工学部, 講師 (10347750)
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Keywords | バリアフリー / ユニバーサルデザイン / 地理情報システム(GIS) / 歩道 / 車椅子 / まちづくり / プロファイル / 歩行負荷量 |
Research Abstract |
以下に,本研究における平成16年度の研究実績を記す. (1)札幌市都心部における歩道のプロファイル測定の実施 札幌市都心部を対象として,歩道の縦断プロファイルの測定と復元を実施した. 歩道の縦断プロファイルは,昨年度の研究でその精度が立証されている歩道用小型プロファイラを使用しておこなった. (2)GISを用いた「歩道基盤データベース」の構築 GISを用いて,札幌都心部の歩道プロファイルデータを整理した,これらのデータベースは,定量的に裏付けされた交通バリアの分布状況を視覚的に把握でき,地理的に位置付けられた交通バリアの詳細な実態を現場写真や歩道プロファイルデータによって視覚的に表現することが可能である「歩道基盤データベース」として,構築した. (3)累積負荷高さから車椅子走行推進力の推定 車椅子走行トルク測定装置を用いて,車椅子を一定速度で走行させるために要する後輪軸のトルクから路面の平坦度に起因する車椅子の走行に要する推進力を測定した.また,車椅子の走行に要する推進力と歩道の縦断プロファイルの関係から車椅子走行負荷量を求める方法を定量化した. (4)まちづくりと連動した歩道のバリアフリー整備 札幌市都心部を対象として,得られたプロファイルデータからGISを用いて交通バリアの抽出をおこなった.これらの交通バリアの地理的分布状況とまちづくりの視点から整備の優先順位を提案し,その整備手法の考え方を整理した.
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Research Products
(3 results)