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2003 Fiscal Year Annual Research Report

短範囲規則⇔長範囲規則相遷移過程における3次元ドメイン構造の形成と時間発展

Research Project

Project/Area Number 15360336
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

松村 晶  九州大学, 工学研究院, 教授 (60150520)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 波多 聰  九州大学, 総合理工学研究院, 助手 (60264107)
安田 和弘  九州大学, 工学研究院, 助手 (80253491)
Keywords規則ドメイン構造 / 電子線トモグラフィー / モンテカルロ計算 / ニッケル-モリブデン合金 / 透過電子顕微鏡法 / 国際研究者交流:ドイツ
Research Abstract

本研究では、合金の規則ドメインの3次元構造を解析する有効な手法の確立を進め、規則ドメイン構造の観点から合金の規則化ならびに不規則化過程を明らかにすることを目的としている。そのために、実験においては、生体物質あるいは有機物質の3次元組織解析の新しい手法として最近開発されつつある、透過電子顕微鏡による3次元トモグラフィー技術を結晶組織である合金のドメイン形態の解析に応用するための技術的検討を進めた。さらに、理論面からの検討を進めるために、イジング格子のモンテカルロ計算で求めた原子配列から規則ドメインの種類の選別と界面(逆位相境界)を抽出するアルゴリズムの確立を行った。以下に本年度得られた主な成果を述べる。
1.fcc不規則相とD1_a構造を有する規則相との2相共存状態にあるNi-18 at%Mo合金の電子顕微鏡観察用試料を準備して、規則格子反射によって結像した暗視野像から規則ドメインの3次元構造を解析する実験的手法の検討を進めた。試料2軸傾斜回転ホルダーの使用により規則格子反射が現れる結晶軸と試料ホルダー傾斜軸(X軸)を一致させ、試料を-60°から+60°まで傾斜させながら2°おきに規則格子反射暗視野像を撮影し、得られた61枚の像から規則粒子の3次元の形態と分散状態を示す構築像を得ることに成功した。
2.Monte-Carlo計算によって得られる原子配列から各原子について周囲の環境を調べて、D1_a構造のドメイン領域を判定するサブルーチンプログラムを作成した。
3.A_4B2元合金の不規則状態からD1_a規則化が発達する過程をMonte-Carlo計算によりシミュレートし、(2)で作成したプログラムを用いてD1_a規則ドメインの3次元形態とその時間発展を表不することに成功した。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] K.Kaneko, S.Matsumura, et al.: "Quantitative electron microscopy of FePt nano-crystallites in amorphous Al_2O_3 matrix"Scripta Materialia. 48・7. 915-920 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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