2003 Fiscal Year Annual Research Report
エンド型グリコシダーゼを用いたリコンビナントプロテオグリカン糖鎖の再生
Project/Area Number |
15370041
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Hirosaki University |
Principal Investigator |
高垣 啓一 弘前大学, 医学部, 教授 (70163160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今 淳 弘前大学, 医学部, 助教授 (60271798)
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Keywords | デコリン / リコンビナント / オーダーメイド |
Research Abstract |
1)デコリン糖鎖(グリコサミノグリカン)部分のオーダーメイド合成 (1)糖鎖をタンパク質に導入するためには、糖鎖キャリヤーとしてタンパク質と糖鎖の橋渡し構造を持つ特別のオリゴ糖が必要である。そこで、培養ヒト皮膚線維芽細胞の培地にキシロシル-4-メチルウンベリフェロンを添加し、これをプライマーとして伸長するオリゴ糖をキャリヤーとして大量調製した。 (2)キャリヤーを土台に、申請者が開発したグリコサミノグリカン糖鎖のオーダーメイド合成を行い、各種天然型グリコサミノグリカン糖鎖を数種類作製した。 2)リコンビナントデコリンのコアタンパク質部分の調製 (1)デコリン遺伝子cDNAの調製 培養ヒト皮膚線維芽細胞からmRNAを抽出し、既報のデコリン遺伝子の塩基配列に基づいたプライマーを使用してPT-PCR法を行い、完全長のデコリン遺伝子cDNAを調製した。 (2)デコリンタンパク質の発現 単離したデコリン遺伝子cDNAをタンパク質発現ベクターに組み込み、大腸菌に導入し、コアタンパク質のみを産生させる。これをクロマトグラフィーにより精製し、糖鎖欠損デコリン(コアタンパク質)とした。
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