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2005 Fiscal Year Annual Research Report

細胞種特異的アダプター(AP)複合体の細胞および個体レベルでの機能解析

Research Project

Project/Area Number 15370042
Research InstitutionRIKEN

Principal Investigator

大野 博司  独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, チームリーダー (50233226)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長谷 耕二  独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, 研究員 (20359714)
村上 貴哉  独立行政法人理化学研究所, 免疫系構築研究チーム, 研究員 (10399446)
Keywords小胞輸送 / AP複合体 / 輸送シグナル / チロシンモチーフ / ノックアウトマウス
Research Abstract

本研究の目的は、神経細胞および上皮細胞という、高等多細胞生物に特徴的であり、かつ高次機能の一端を担う細胞群に限局して発現しているAP複合体ファミリーの機能を、細胞および個体レベルで解析することである。
そこで上皮細胞特異的に発現するAP-1B複合体の個体レベルでの役割を明らかにする目的で、AP-1Bのサブユニットμ1Bの遺伝子欠損マウスの樹立を試みた。その結果、AP-1B欠損マウスは多くが生後1日以内に致死であることがわかった。生存したAP-1B欠損マウスも体重増加が野生型の約半分程度であり、生後数週〜10週で死亡するようである。生存したAP-1B欠損マウスは腸管が長くかつ肥大しており、組織レベルでは上皮細胞が1層ではなく重層しており、極性が損なわれていることが示唆された。
神経特異的に発現するAP-3B複合体に関しては、エンドソームからのシナプス小胞の新規産生に寄与すること、AP-3B複合体のサブユニットμ3Bの遺伝子欠損マウスがてんかん発作を起こすことを示してきた。AP-3B複合体の積み荷蛋白質の候補として、ZnT3およびVGATを同定した。これらは共に複数膜貫通蛋白質であり、N末、C末の両細胞質領域にm3Bと相互作用する可能性のあるジ・ロイシン様シグナル配列を持つことが明らかとなった。現在、これらのジ・ロイシン配列がそれぞれどのようなオルガネラへの局在シグナルとして働いているか検討中である。また、yeast2-hybrid法によりm3A/B結合蛋白質としてCRMP2およびNischarinを同定した。NischarinはPXドメインを有し、エンドソームに局在することから、AP-3のエンドソーム膜へのターゲティングに関与する可能性が示唆された。

  • Research Products

    (3 results)

All 2006 2005

All Journal Article (3 results)

  • [Journal Article] The membrane-bound chemokine CXCL16 expressed on follicle-associated epithelium and M cells mediates lympho-epithelial interaction in GALT.2006

    • Author(s)
      Hase, K. ほか
    • Journal Title

      J.Immunol. 176・1

      Pages: 43-51

  • [Journal Article] Clathrin adaptor AP-2 is essential for early embryonal development.2005

    • Author(s)
      Mitsunari, T. ほか
    • Journal Title

      Mol.Cell.Biol. 25・21

      Pages: 9318-9323

  • [Journal Article] Distinct gene expession profiles characterize cellular phenotypes of follicle-associated epithelium and M cells.2005

    • Author(s)
      Hase, K. ほか
    • Journal Title

      DNA Res. 12・2

      Pages: 127-137

URL: 

Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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