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2005 Fiscal Year Annual Research Report

心拍変動からみた日本人の自律神経活動の個人差

Research Project

Project/Area Number 15370104
Research InstitutionIshikawa Prefectural Nursing University

Principal Investigator

小林 宏光  石川県立看護大学, 看護学部, 助教授 (20225535)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中山 栄純  北里大学, 看護学部, 講師 (70326081)
Keywords心拍変動 / 自律神経 / 交感神経 / 副交感神経 / HRV / 呼吸 / 個人差 / LF
Research Abstract

前年度までに,被験者募集の方法なども含め心拍変動の大規模測定の手法はほぼ確立されたので,本年度はさらに測定を進めた。前年度は成人男性40名に4回繰り返しの測定を行ったが,今年度は(前回とは異なる)成人男性40名に8回繰り返しの測定を行った。それぞれ呼吸条件(3)と姿勢条件(3)の組み合わせで測定を行ったので,前年度分と併せて約3600サンプルのデータが得られたことになる。1サンプルは4分のデータなので,合計240時間分の心拍変動データが得られたことになる。
健常者の心拍変動の大規模測定の例としては,海外で1000名以上の測定例があり,国内でも400名以上の測定結果が報告されている。被験者数だけ見れば本研究の測定規模は特に大きいとは言えないが,繰り返しがあることや合計時間の点から見れば,現時点でも最大規模の心拍変動データが得られたと言える。このデータを用いて心拍変動の各姿勢に部ける標準値や分布特性,また個人内変動と個人間変動の比率等を明らかにすることが出来る。40名分のデータを用いた暫定的な分析では,呼吸コントロールを行っても個人内変動は減少しない結果となった。これは予想に反する結果であり,データ数を増やしたときにどのような結果になるか注目される。
またこれまでに得られたデータを用いて,脈拍測定時の誤差特性に関する研究を行った。15秒間の測定では60秒間の測定結果と比較して平均2bpm,95パーセンタイルで5bpmの誤差が発生し,この誤差の大きさには心拍変動の極低周波成分が関係していることがわかった。これは本課題の本来の目標とは若干異なるが,研究の過程で派生的に得られた知見である。

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Published: 2007-04-02   Modified: 2016-04-21  

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