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2003 Fiscal Year Annual Research Report

隔離分布するブナ林の繁殖能力低下要因-メタ個体群が共有する近交弱勢遺伝子の解析

Research Project

Project/Area Number 15380101
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionShizuoka University

Principal Investigator

向井 讓  静岡大学, 農学部, 助教授 (80283349)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 津村 義彦  独立行政法人・森林総合研究所, 森林遺伝研究領域, 研究職 (20353774)
角張 嘉孝  静岡大学, 農学部, 教授 (60126026)
Keywordsブナ / 近交弱勢 / 局所個体群 / 連鎖地図 / 人工交雑 / マイクロサテライトDNA
Research Abstract

ブナ天然林内での交雑実験
富士山南西斜面2合目のブナ天然林に試験地を設定し、林道からアプローチ可能な5個体のブナを母樹とし、高所作業車を利用して、除雄、袋かけをおこなった。また、母樹の隣接個体、約2km離れた局所個体群から選んだ5個体、新潟県苗場山に生育する3個体および北海道黒松内に生育する1個体を花粉親として4月中旬から末日まで期間に人工交雑を実施した。堅果が成熟する10月中旬頃、袋ごとに堅果を回収した。なお、交雑実験は当初計画では平成16年度以降に実施する予定であったが平成15年度富士山ではブナのほとんどの個体が開花したため繰り上げて実施した。
人工交雑で得た堅果を分析した結果、母樹別の充実率は61.6%〜76.7%であった。母樹別に519個〜1094個の充実堅果を得、実生を得るため低温処理を行っている。
ブナの連鎖地図の拡充および共優性マーカーの開発とマッピング
ブナの連鎖地図を拡充と共優性マーカーを開発するため、マイクロサテライトを含むDNA断片の配列情報の提供を受け、得られた配列を解析し、14組のプライマーを設計し、交雑に用いた個体群及びその周辺に存在する個体群における多型分析実施し、交雑親の遺伝子型を決定した。また、既に保有している交雑家系で分析可能な2個のマーカーを連鎖解析し、連鎖地図にマッピングした。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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