• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2003 Fiscal Year Annual Research Report

植物細胞の分泌系における膜蛋白質の局在化機構

Research Project

Project/Area Number 15380232
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe Institute of Physical and Chemical Research

Principal Investigator

松岡 健  独立行政法人理化学研究所, 形態構築研究チーム, チームリーダー (40222294)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 魚住 信之  名古屋大学, 生物機能開発利用センター, 助教授 (40223515)
豊岡 公徳  独立行政法人理化学研究所, 形態構築研究チーム, リサーチアソシエイト (10360596)
Keywords分泌系 / 膜蛋白質 / 局在 / オルガネラ / タバコ / カリウムイオン輸送体 / GFP / 融合遺伝子
Research Abstract

本年度は、次の2項目の研究を推進することにより、植物細胞の分泌系における膜蛋白質の局在化機構の解析を遂行した(括弧内は担当者を示す)。
1、分泌系関連蛋白質と複合体の局在部位の解析(松岡、豊岡)
2、二種のカリウムイオン輸送体を用いた液胞膜と細胞膜への蛋白質輸送機構の解析(魚住、松岡)
1、の項目では,植物に見いだされる、動物のプロリン水酸化酵素のホモログの解析を行い、この酵素が膜貫通量域を持つタイプII膜蛋白質であること、小胞体とゴルジ装置に局在していること等を見いだした。また、現在までに作成していたタバコ膜蛋白質に体する抗血清のうち、SCAMPのホモログに対する抗体を精製し、それと分画したタバコ細胞由来の膜画分を用いて細胞内の局在の推定を行った。その結果、細胞内での既知のオルガネラと分画パターンが一致しなかった。次いで、この抗体を用いて細胞を染色したところ、ゴルジ装置とともに細胞質中に細かい点状に分布が認められた。現在、電子顕微鏡観察によりこの局在部位の検討を行っている。
2、の項目に関しては、細胞膜と液胞膜に局在する、GFPを融合させたシロイヌナズナのカリウムイオン輸送体AtHKT1、AtAKT2の遺伝子を作成し、これらのタバコ培養細胞中での局在を検討することにより輸送シグナルとして働く領域を確定することを試みたが、増殖期のタバコ培養細胞では殆ど発現が認められなかった。また、AtHKT1とAtAKT2のキメラとGFPとの融合遺伝子の発現も試みたが、同様に発現は認められなかった。

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi