2004 Fiscal Year Annual Research Report
ディーゼル排ガス胎仔期曝露の生殖系及び脳神経系への影響に関する研究
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15390042
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Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
武田 健 東京理科大学, 薬学部, 教授 (80054013)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉田 成一 大分県立看護科学大学, 講師 (40360060)
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Keywords | ディーゼル排ガス / 胎仔期曝露 / 脳神経系 / 雄性生殖器 / 副生殖腺 / テストステロン / 多核巨細胞 / 受動的回避行動 |
Research Abstract |
本研究では妊娠期曝露が出生仔の生殖系及び脳神経系にどのような影響を及ぼすかを検討した。ICR系マウスに妊娠2日から16日目までディーゼル排ガス(DE)を吸入曝露(0,0.3,1.0,3.0mgDEP/m^3)し、出生仔に現れる様々な変化を解析した。その結果、胎仔期1.0mgDEP/m^3曝露では出生仔の体重が減少すること、副生殖腺重量が8日齢、16日齢では増加し、5週齢では減少することが認められた。また、血清テストステロン濃度に変化が認められ、DSPが5週齢及び12週齢で有意に低下した。一方、除塵1.0mgDEP/m^3曝露では体重、副生殖腺重量の変化は認められなかった。光学顕微鏡による観察では、両曝露とも精細管内に精母細胞分裂異常像である多核巨細胞の増加が認められた。 胎仔期3.0mgDEP/m^3曝露群において、10週齢の雄性及び雌性マウスを用いた受動的回避行動試験で、有意な低下が認められた。 以上、胎仔期にDEを曝露された出生仔マウスにおいて、雄性生殖系や脳神経系に有害な影響が及ぶことが示唆された。
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Research Products
(4 results)