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2003 Fiscal Year Annual Research Report

転写因子Mrf2遺伝子による血管平滑筋細胞・心筋細胞への分化誘導の試み

Research Project

Project/Area Number 15390253
Research InstitutionKitasato University

Principal Investigator

渡辺 昌文  北里大学, 医学部, 助手 (60360096)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 和泉 徹  北里大学, 医学部, 教授 (80143775)
北野 義和  北里大学, 医学部, 助手 (90265603)
Keywords転写因子 / 血管平滑筋細胞 / 心筋細胞 / 分化 / 分子生物学
Research Abstract

1.Mrf2遺伝子の発現形式の解析
自家製ラビット抗Mrf2ポリクローナル抗体は、ウエスタン・ブロッティング法で抗体作成のために作成した蛋白を認識し、3T3細胞に導入した遺伝子産物を蛍光抗体法で染色することに成功した。しかし、培養平滑筋細胞や大動脈から抽出した蛋自中のオリジナルなMrf2遺伝子は同定できなかった。特異性・感受性の問題の可能性があり、組織染色に用いるには不安がある。そこで、オリゴヌクレオチドを用いた新たな抗体作成を計画し、同時にin situ hybridizationに使うためのコンストラクトを作成した。
2,Mrf2遺伝子による平滑筋細胞の分化誘導のメカニズムについて
Mrf2遺伝子によるプロモーター制御を検討するために、既報のMrf2 binding site,平滑筋細胞の分化に重要とされているCarG Boxと、minimum promoterを組み込んだLuciferase constructsや、平滑筋細胞に特異的なSM22α promoterを組み込んだLuciferase constructsを、Mrf2 constructsと培養細胞内で共発現したが、これまでのところ、明らかな活性化は認められていない。平滑筋細胞の分化に重要なSRFとの共発現などをテストしている。
3,Mrf2-adenovirusの作成
Mrf2-adenovirusのコンストラクトを作成した。
以上の研究を、Mukesh Jainらの協力を得て行った。
なお、Mrf2遺伝子のノックアウトマウスが昨年秋に他の研究室から報告され、Mrf2の脂肪細胞の分化・増殖への関連、肥満との関わりが指摘された。我々が血管平滑筋に豊富に存在し平滑筋の分化に関連すると報告したMrf2が脂肪細胞でも重要な働きを示していることは興味深い。動脈硬化と肥満の関係からも脂肪細胞での役割についての検討を加えてゆく必要があると思われる。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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