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2004 Fiscal Year Annual Research Report

Foxo1による摂食行動調節機構の解明

Research Project

Project/Area Number 15390318
Research InstitutionAsahikawa Medical College

Principal Investigator

吉田 真  旭川医科大学, 医学部, 助手 (20333700)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 藤枝 憲二  旭川医科大学, 医学部, 教授 (60173407)
本間 研一  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40113625)
Keywords摂食 / フォークヘッド転写因子 / 視床下部 / レプチン感受性
Research Abstract

1.脂肪組織におけるFoxo1の糖尿病病態生理における役割-脂肪組織特異的優性抑制型Foxo1過剰発現トランスジェニックマウスを用いた検討
高脂肪食を負荷したトランスジェニック及び野生型マウスに普通食を負荷した野生型マウスを対照にして比較検討した。血中インスリン濃度において、野生型のマウスが対照に対して優位に増加し、抗インスリン血漿を呈しているにもかかわらずトランスジェニックマウスでは、若干の増加を認めるのみであった。また、絶食時の血糖値もトランスジェニックマウスでは、正常値を保っていた。さらに、IPGTT、ITTの結果、野生型マウスでは、対照に対して優位な耐糖能及びインスリン感受性の低下がみられたが、トランスジェニックマウスでは、優位差がみられず、耐糖能及びインスリン感受性の低下が抑制されていた。次に、いくつかの脂肪組織特異的発現遺伝子の発現を解析したところ、高脂肪食を負荷したトランスジェニックマウスは、野生型マウスに対してPparγの発現には、優位差がみられなかったがインスリン感受性増強因子であるアディポネクチンの発現は、優位に増加し、インスリン抵抗性惹起因子Tnfαの発現は、優位に低下していた。
脂肪細胞サイズの肥大化もトランスジェニックマウスでは、抑制されていた。
脂肪組織特異的にFoxo1の機能が抑制されたマウスでインスリン感受性と耐糖能の亢進が観察されたことより、脂肪組織においてもFoxo1は、糖尿病病態形成に寄与しているものと推定された。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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