2004 Fiscal Year Annual Research Report
交差耐性を利用した全く新しい手術後の残存腫瘍増殖のコントロール法の研究
Project/Area Number |
15390372
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
比企 直樹 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (30313026)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今村 和広 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (40223333)
山口 浩和 東京大学, 医学部附属病院, 助手 (00242149)
小川 利久 東京大学, 医学部附属病院, 講師 (80224111)
上西 紀夫 東京大学, 医学部附属病院, 教授 (30126031)
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Keywords | 外科侵襲 / サイトカイン / メラノーマ / 腫瘍増殖 / 腸管Manipulation |
Research Abstract |
a)Melanoma細胞cell line培養:皮膚Malignant Melanoma Cell Line (JCRB0202[B16 melanoma])安定化を行った. b)腫瘍のモデルの作成:6週齢のC57BL/6マウスの背部に1×10^6の皮膚Malignant Melanoma Cell Line (JCRB0202[B16 melanoma])をマウスの背部へ皮下注し,皮膚におけるMelanoma腫瘍の増殖をその最大径,最短径,高さの測定によって評価したが、腫瘍増殖に個体差が大きく、フットパッドへの腫瘍移植を行うことで、再評価を行っている. c)マウスの手術侵襲モデルの作成:6週齢のC57BL/6マウスに対して腹部正中全切開にて開腹を行い,腸管のManipulationを全腸管に対して行い,侵襲モデルを作成したが、種々の侵襲の評価が必要であることから、肝切除モデル、回盲部穿孔モデルなども侵襲モデルに加えた。また、種差の影響も考え、ブタにおける腸管のManipulationモデルを作製し、侵襲がManipulationによるもとであることを確認した。 d)侵襲の評価:侵襲モデルにおける血清中の炎症性サイトカインの動態を評価した.炎症性サイトカインは上部小腸・肝臓においてIL-6,TNF-alpha, IL-1 betaのmRNA発現を確認し、門脈中の同炎症性サイトカインの上昇が確認できた.
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