2005 Fiscal Year Annual Research Report
フィブロネクチン・フラグメントによる血管壁構造の形成に関する研究
Project/Area Number |
15390406
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
安田 慶秀 北海道大学, 名誉教授 (60125359)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椎谷 紀彦 北海道大学, 病院・講師 (00250449)
國原 孝 北海道大学, 病院・助手 (30374359)
松崎 賢司 北海道大学, 病院・医員 (80374362)
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Keywords | 人工血管 / フィブロネクチン・フラグメント / 内皮化促進 / カルボキシル化 / atomospheric pressure glow discharge |
Research Abstract |
研究要約 長期開存を目的としたePTFEグラフト表面のcoatingに関しての研究。内皮結合を良好にするためにフィブロネクチンフラグメントであるGRGDSPを接合させた人工血管と、フィブロネクチン本体を接合させた人工血管とで比較検討する。 研究方法と現在までの進捗状況 1)ePTFEをatomospheric pressure glow dischargeによるプラズマ処理後にポリアクリル酸液に浸すことでePTFEのカルボキシル化を良好にきたすことを確認した。これをフィブロネクチンまたはGRGDSPを溶解したMES液に24時間つけることで、蛋白、peptide結合ePTFEを作成した。 2)内皮細胞との結合性の確認をするため、human umbilical venous endothelial cell (HUVEC)を用いて検討中であるが現時点ではGRGDSPの有用性は見いだせていない。 3)今後の方針:中動物を用いて上記グラフトの早期開存性について検討する予定である。
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