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2003 Fiscal Year Annual Research Report

RAにおける生物製剤の臨床応用を目指した創薬開発

Research Project

Project/Area Number 15390454
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionToin University of Yokohama

Principal Investigator

松野 博明  桐蔭横浜大学, 先端医用工学センター, 教授 (00219461)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 遊道 和雄  聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (60272928)
Keywords関節リウマチ / SCIDマウス / dentin / ピットホール / 破骨細胞
Research Abstract

RA培養軟骨細胞とピットフォールアッセイによるサイトカインの骨・軟骨への影響の検討
RA関節滑膜では多くの破骨細胞が存在し関節破壊を行っているが、in vivoで破骨細胞を評価する適当なモデルはない。今回、我々はサイトカイン、具体的にはIL-18、IL-23の骨破壊への影響をin vivoで検討するため、SCID-HuRAgマウス(RAの組織をSCIDマウスに移植して作製されるRAモデル動物で、その組織は免疫担当細胞をはじめ酵素、蛋白質もドナーであるヒトと一緒である)を改変した新たなin vivo評価法を確立した(SCID-HuRAg-pit法)。
1.骨移植SCID-HuRagモデル
関節リウマチ患者より提供頂いた滑膜組織を、同時に得られた骨ともに免疫不全SCID(CB17/Icr Crj-SCID)マウスの背部に移植した。移植4週後に摘出し滑膜組織と骨組織を病理的に観察したところ、骨の生着率は症例によって異なった。また、同一症例であっても細胞成分の多い、パンヌスに接した部分では骨生着率は高かったが、細胞成分の少ない部位では骨の壊死が目立った。また、壊死骨の周囲であっても、破骨細胞や骨芽細胞が認められた。これらの結果から、本モデルにおいては、滑膜組織による骨破壊を検討することは難しいと考えられた。
2.SCID-HuRA-pitモデル
関節リウマチ患者より提供頂いた滑膜組織をdentineと共に免疫不全SCID(CB17/Icr Crj-SCID)マウスの背部に移植した。移植2、3、4週後にdentinを摘出、Hematoxylin染色後その表面のピット(吸収窩)を顕微鏡下で観察した。その結果、3週目に滑膜組織中に存在する破骨細胞による顕著なピットホールが認められた。4週目ではdentin一面にピットが認められた。4週面のdentin表面を電子顕微鏡にて観察したところ、dentin slice上に破骨細胞とピットが確認された。これらの結果から、本モデル(SCID-HuRAg-pit法)を用いることによりサイトカイン(IL-18、Il-23)による破骨細胞への影響をin vivo系で評価できると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Ogawa Y, Ohtsuki M, Uzuki M, Sawai T, Onozawa Y, Nakayama J, Yonemura A, Kimura T, Matsuno H: "Suppression of osteoclastogenesis in rheumatoid arthritis by induction of apoptosis in activated CD4+ T cells"Arthritis Rheumatism. 48・12. 3350-3358 (2003)

URL: 

Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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