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2003 Fiscal Year Annual Research Report

老人性難聴関連遺伝子の解明と蝸牛局所療法の開発

Research Project

Project/Area Number 15390522
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionKansai Medical University

Principal Investigator

山下 敏夫  関西医科大学, 医学部, 教授 (10077654)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 米田 元胤  関西医科大学, 医学部, 助手 (20319619)
土井 直  関西医科大学, 医学部, 講師 (60288826)
栗山 博道  関西医科大学, 医学部, 講師 (90268350)
KeywordsDNAマイクロアレイ / 聴覚 / 蝸牛 / 蝸牛神経核 / 聴性脳幹反応 / 浸透圧ポンプ
Research Abstract

C57B6マウスを用いてその1・3・6ヶ月において聴性脳幹反応(ABR)を用いて聴覚閾値を測定した(4kHz、8kHz、16kHz)。動物間でのばらつきが見られたものの各4匹ずつの平均聴覚閾値は1ヶ月で4kHz:29.5dB、8kHz:32.5dB、16kHz:36dBであった。3ヶ月ではそれぞれ平均32.8dB、34dB、38.3dBで、6ヶ月のマウスは検討中である。なお中耳炎を併発しているものは除外した。
また各月齢のマウスのsurface preparationによる蝸牛有毛細胞の観察と蝸牛軸での切片作成による蝸牛らせん神経節細胞の観察を行った。6ヶ月のマウスにおける蝸牛有毛細胞およびらせん神経節細胞については若干の変性が見られたが、量的比較のためにマウスの蝸牛有毛細胞およびらせん神経節細胞のカウント方法について検討中である(正常マウスでの平均有毛細胞数をデータ化およびらせん神経節細胞では細胞密度の算定)。
C57B6マウスを1・3・6ヶ月それぞれの月齢で蝸牛および脳幹を採取し、感覚上皮細胞を含む部分と蝸牛らせん神経節を含む蝸牛軸と中心とした部分、血管条を含む部分および蝸牛神経核に分けTotal RNAを抽出した。Total RNAの品質チェックのためにアジレント2100バイオアナライザを用いて純度を測定した。平均して高純度で各グループ間の再現性あるTotal RNAを得るため、処理過程でのプロトコールの検討を行っている。
浸透圧ポンプとマイクロカテーテルを用いて、外リンパ腔に直接薬剤を投与(デキサメサゾン)を投与し、濃度動態をラジオイムノアッセー法にて測定した。浸透圧ポンプを用いた系では基底回転からの外リンパ液と頂回転からの外リンパ液との濃度は差が無く、約300倍に希釈されていた。マイクロカテーテルを用いた系ではより低濃度に希釈されている傾向にあり、両者の比較検討中である。

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Published: 2005-04-18   Modified: 2016-04-21  

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